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[日販商品データベースより]
邪馬台国についてはすでに膨大な数の論文や書籍が世に出され、中でも議論の中心は「邪馬台国はどこにあったのか」であった。しかしそれについては未だに結論を見ていない。最近では九州説と近畿説が有力とされているが、決着はついていない。決着がつかない原因は、研究者が自説を主張することにばかり熱心で、他の研究の成果を取り入れて結論を導こうとする態度が希薄なためである。
研究者の説の中には、合理的な考察が多くある半面、合理的な根拠が無く、ほとんど信仰のように自説にしがみついているケースもまた多々ある。本書はそれらの諸説の中から、重要な論点について合理的な結論を取捨選択し、さらに著者独自の視点も織り込んで、全体として矛盾のない邪馬台国論を構築した。しかも、邪馬台国についての議論を深化させるために一つ一つの結論に根拠を示し、邪馬台国問題の重要な論点を網羅した論考とした。
その結果として、邪馬台国は筑後平野の大規模遺跡であったという論理の帰結を得た。その論理の流れは、推理小説を読むように気持ちよく読者を結論に導くはずだ。
さらに、本書は一般の人々にも分かりやすいことを目指し、出来るだけ平明な言葉で記述するように工夫した。邪馬台国に詳しくない人々にも議論に参加できるように、邪馬台国問題の論点をしっかり整理した。