- GHQは日本人の戦争観を変えたか
-
「ウォー・ギルト」をめぐる攻防
光文社新書 1204
- 価格
- 990円(本体900円+税)
- 発行年月
- 2022年06月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784334046132
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[BOOKデータベースより]
第二次世界大戦後の連合国による日本占領期、GHQ民間情報教育局(Civil Information and Education Section)は「ウォー・ギルト・プログラム」を実施した。文芸評論家の江藤淳はこれを「日本人に戦争の罪悪感を植え付けるための政策」と位置づけ、以後、保守論壇では「洗脳」言説が支持を広げていったが、それは学術的な根拠に基づくものではない。この政策はどのように立案・実施され、日本人はどう関わったのか。日本人は戦争とどう向き合い、その心理は時代を経てどう変わったのか。一次資料やBC級戦犯を主題にした映像を通じて、米国側の思惑と、日本側の受け止め方を明らかにする。
第1章 なぜ「ウォー・ギルト」なのか(占領開始時の日米軋轢;「ウォー・ギルト」を理解させねばならない)
第2章 戦争の真実が知りたい―「ウォー・ギルト・プログラム」第一段階(「対日心理作戦」と「ウォー・ギルト」;「太平洋戦争史」;『真相はこうだ』;転換点を迎えた「ウォー・ギルト・プログラム」)
第3章 戦争から日常へ―「ウォー・ギルト・プログラム」第二段階(『真相箱』の変化;映像で発信された「ウォー・ギルド」;幻の第三段階)
第4章 「ウォー・ギルト」の本質に向き合う(改めて「ウォー・ギルト」とは何か;民間史料局のクリッピング史料;日本人と「ウォー・ギルト」;「ウォー・ギルト」の本質;そして民主主義思想の啓蒙へ)
第5章 映像の中のBC級戦犯―戦後の「ウォー・ギルト」を追う(戦争の犠牲者としてのBC級戦犯観;2000年代の戦犯映像;罪に向き合う戦犯)