バロック演劇の詩学

比較演劇論

森話社
藤井康生　

• 価格: 4,620円（本体4,200円＋税）
• 発行年月: 2022年05月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784864051682

内容情報

[BOOKデータベースより]

演劇における一九六〇年代の〈バロック・ブーム〉と〈近代〉の実相。近代の終焉とバロックの関係性を問う根源的演劇論―リアリズム演劇はなぜすたれたのか、「詩学」の再検討から迫る。

第１部　バロックの発見（一九六〇年代の“演劇革命”；バロック・ケルトの再発見　ほか）
第２部　詩学とバロック（アリストテレスとボワロー；バロック演劇のマニフェスト　ほか）
第３部　オペラとバロック（オルフェウス伝説とオペラ；「夜」とバロック―『ピラムとティスベ』の場合　ほか）
第４部　歌舞伎とバロック（歌舞伎とカイミーラ；『ル・シッド』批判と翻案歌舞伎　ほか）
第５部　バロックと現代（リアリズムと映画；メロドラマと見世物　ほか）

[日販商品データベースより]

西洋の古典劇、オペラ、歌舞伎、グラン・ギニョルに至るまで、演劇における〈バロキスム〉をグローバルに捉えた新たな演劇史。
近代の終焉と〈バロック〉の関係性を問う根源的演劇論──リアリズム演劇はなぜすたれたのか、「詩学」の再検討から迫る。