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言説・表象・記憶
青土社 玄武岩
点
互いの本質をコミュニケートする東アジア連帯へ。敗戦によって日本が喪失したのは「植民地」ではなく「帝国」であることを前提とする“ポスト帝国”の視点に立脚して、帝国日本の版図にあった旧支配国と被支配国が「新たな関係性」を発見するための道筋を提示する。その方策として、戦後の東アジアが国や地域を超えて展開してきた「記憶と和解」のポリティクスを、「過去の克服」に向けた“ポスト帝国”の連帯として位置づけ、その実践的意味を問いなおす。
互いの本質をコミュニケートする東アジア連帯へ第1部 “ポスト帝国”の言説(森崎和江の越境する連帯の思想―植民者二世がたどるアジア・女性・交流の歴史;在韓日本人女性の引揚げ・帰国・残留―戦後日本における帰国政策の誕生;国境を越えてゆく戦後補償の運動と言説―戦争被害受忍論に抗う日韓連帯)第2部 “ポスト帝国”の表象(「想起の空間」としての「平和の少女像」―歴史と記憶の対極化を超えて;韓国映画の「植民地もの」における脱ナショナリズムの隘路―『軍艦島』の「親日派」表象をめぐって;「海軍のまち」をつなぐ近代化遺産の技術的想像力―大和ミュージアムが表象する「戦艦大和」物語)第3部 “ポスト帝国”の記憶(日韓連帯としての済州四・三運動―「祖国」を超える「祖国志向」;韓国軍のベトナム戦争期民間人虐殺を裁く市民平和法廷の挑戦―苦痛に対する連帯の法廷;台湾における白色テロ時期と移行期正義―「日本語世代」が記録した緑島新生訓導処)
「記憶と和解」と「過去の克服」東アジアにおける戦後の脱植民地化は、帝国主義に冷戦構造が折り重なる暴力の連鎖に巻き込まれていく。そして冷戦体制の崩壊という世界史的転換を迎えることで、いかに国家暴力の時代を克服して正義を回復し、和解を成し遂げるのかという課題と向き合ってきた。本書は、こうした暴力にさらされた戦後の東アジアが、当該の国や地域を越えてトランスナショナルに展開する「記憶と和解」のポリティクスを、「過去の克服」に向けた〈ポスト帝国〉の連帯として位置付け、その実践的意味を問う。
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[BOOKデータベースより]
互いの本質をコミュニケートする東アジア連帯へ。敗戦によって日本が喪失したのは「植民地」ではなく「帝国」であることを前提とする“ポスト帝国”の視点に立脚して、帝国日本の版図にあった旧支配国と被支配国が「新たな関係性」を発見するための道筋を提示する。その方策として、戦後の東アジアが国や地域を超えて展開してきた「記憶と和解」のポリティクスを、「過去の克服」に向けた“ポスト帝国”の連帯として位置づけ、その実践的意味を問いなおす。
互いの本質をコミュニケートする東アジア連帯へ
[日販商品データベースより]第1部 “ポスト帝国”の言説(森崎和江の越境する連帯の思想―植民者二世がたどるアジア・女性・交流の歴史;在韓日本人女性の引揚げ・帰国・残留―戦後日本における帰国政策の誕生;国境を越えてゆく戦後補償の運動と言説―戦争被害受忍論に抗う日韓連帯)
第2部 “ポスト帝国”の表象(「想起の空間」としての「平和の少女像」―歴史と記憶の対極化を超えて;韓国映画の「植民地もの」における脱ナショナリズムの隘路―『軍艦島』の「親日派」表象をめぐって;「海軍のまち」をつなぐ近代化遺産の技術的想像力―大和ミュージアムが表象する「戦艦大和」物語)
第3部 “ポスト帝国”の記憶(日韓連帯としての済州四・三運動―「祖国」を超える「祖国志向」;韓国軍のベトナム戦争期民間人虐殺を裁く市民平和法廷の挑戦―苦痛に対する連帯の法廷;台湾における白色テロ時期と移行期正義―「日本語世代」が記録した緑島新生訓導処)
「記憶と和解」と「過去の克服」
東アジアにおける戦後の脱植民地化は、帝国主義に冷戦構造が折り重なる暴力の連鎖に巻き込まれていく。そして冷戦体制の崩壊という世界史的転換を迎えることで、いかに国家暴力の時代を克服して正義を回復し、和解を成し遂げるのかという課題と向き合ってきた。本書は、こうした暴力にさらされた戦後の東アジアが、当該の国や地域を越えてトランスナショナルに展開する「記憶と和解」のポリティクスを、「過去の克服」に向けた〈ポスト帝国〉の連帯として位置付け、その実践的意味を問う。