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[BOOKデータベースより]
本書は1985年発行の初版以来、量子力学の核心を生々と描いた創造的な内容が評価され、世界各国で広く使われている教科書の第3版である。故J.J.サクライの原稿を元にして、第2版以降の共著者である実験家ナポリターノが講義経験に基づきさらなる増補改訂を行った。本書上巻では明確に提示された基礎概念から出発し、シュレーディンガー方程式をはじめとする量子力学の数式や手法が、経路積分法も含めて自然に導かれる。さらに、並進や回転などの対称性から運動量、角運動量の交換関係をはじめ多くの性質が直接示される。基本概念の習得に留まらず、現実的な問題を実際に解けるようになることを目指していることも特徴である。新しい内容として第3版では、クライン‐ゴルドン場、密度汎関数理論(共に下巻)などの節が追加され、付録も単位系に関するものを含めて大幅に刷新増補された。日本語訳は、読みやすい訳文となるように全面的に手を入れるとともに、分かりづらい箇所に訳注を追加して自習者のための便宜をはかった。
第1章 基礎概念(シュテルン‐ゲルラッハの実験;ケット、ブラと演算子;基底ケットと行列表現 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 量子ダイナミックス(時間発展とシュレーディンガー方程式;シュレーディンガー表示とハイゼンベルク表示;調和振動子 ほか)
第3章 角運動量の理論(回転と角運動量の交換関係;スピン1/2の系と有限回転;SO(3)、SU(2)およびオイラーの回転 ほか)
付録
1985年の初版刊行以来、本書は量子力学の核心を現代的視点から生き生きと記述する書として広く世界に受け入れられてきた。本書では量子力学が、歴史的発展の後を追わず直接自然界の基本的要請から論理的に構成されていく。上巻では、量子力学の基礎概念、ダイナミックス、角運動量の理論が詳細に述べられるが、その中にはゲージ変換、経路積分、アインシュタインの局所原理など重要な項目も含まれている。そして近年の技術によって可能になった、中性子干渉、ニュートリノ振動、ベルの不等式の検証実験なども具体的に紹介される。この第3版では共著者となったナポリターノの手で密度汎関数の節が追加され、また相対論的量子力学への更に踏み込んだ展開もされた(下巻)。実験家で教育経験のあるナポリターノは、取り上げる項目を講義を念頭にして多くし章末問題もかなり追加して本書の教科書的色彩を強くした。一方訳書では共訳者が加わり、丁寧な訳注で本書を読みやすく正確なものにしている。