[BOOKデータベースより]
「すずばあちゃんは、花と話ができんのかあ?」「―ばあちゃんはな、なんとでも、話ができるう。ようぐ見でれば、ずねんと声がきこえでくるもんだあ」
[日販商品データベースより]春になると、小さな畑にでて、自分一人分の野菜を育てるすずばあちゃん。ばあちゃんは、畑仕事がおわると、道ばたに、空き地に、花の種を植えつづけている。90歳をとうにすぎて、一人暮らしのすずばあちゃん。純平には、ばあちゃんが、花と話をしているように思えた。花には、すずばあちゃんの戦争の時代のつらい思い出が。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 車のいろは空のいろ 白いぼうし 新装版
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2022年11月発売】
- 雲へ
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2002年03月発売】
- 月夜のバス
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2002年10月発売】
暖かい季節には毎日畑で働き、それが終わると花の種を植えて回るすずばあちゃん。
一見平和で穏やかな風景ですが、すずばあちゃんには、とても悲しい過去があったのでした。
それを踏まえて絵本を読むと、どうして花の種を植えて回るのかが分かります。
戦争さえなければ、旦那さんも赤ちゃんも失わずにすんでいたかもしれないすずばあちゃん。
戦争さえなければ、家族や孫に囲まれてにぎやかに過ごしていたかもしれないすずばあちゃん。
村のあちこちに咲く花々は、すずばあちゃんの平和への願いそのものなのかもしれません。(めむたんさん 40代・広島県 男の子21歳)
【情報提供・絵本ナビ】