- 青春とシリアルキラー
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- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2022年04月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784834253566
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[BOOKデータベースより]
この本は、なんだかわからないうちに人生をしくじった僕と、その周辺について書いたものである。
[日販商品データベースより]ーーこの本は、なんだかわからないうちに人生をしくじった僕と、その周辺について書いたものである。
青春が終わっても人生は続く。若さゆえの生きづらさを描いてきた小説家が、新たな苦しみに直面した三十八歳から四十歳までの日々。web好評連載、待望の書籍化!
中年男性は生きにくい。
結婚しても結婚しなくても地獄だ。
どうすれば我々は救われるのか?
そんな疑問への答えが描かれたメタフィクション。
面白い!
ーー滝本竜彦氏推薦!!
《本文より》
三十八歳だというのに暮らしが崩壊寸前で、キッチンに山積みになった皿を洗う前に、ビールを飲まないと気合いが入らず、夜遅くに帰ってきた妻と顔を合わせるとき、変に緊張してしまうような僕は、まあざっくり云って人生がしんどい。
ーーーーーーー
ナイフはすっかり研がれている。僕はそんなナイフを見て、自分と他人のどちらに突き刺すべきかを考える。答えはすでに出ている。臆病者の僕はそもそもナイフなんて使わないし、他人を殺すよりも自分を殺すほうがいいし、自殺するときは首吊りってむかしからきめているから。
ーーーーーーー
Q.疲れた人生を救うものはなにか? 殺人と自殺以外で答えなさい。
A.失踪と不倫!
佐藤友哉(さとう・ゆうや)
1980年北海道生まれ。2001年『フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人』でメフィスト賞受賞。2007年 『1000の小説とバックベアード』で三島由紀夫賞を最年少で受賞。他の著書に『クリスマス・テロル invisible×inventor』『世界の終わりの終わり』『デンデラ』『ナイン・ストーリーズ』『転生! 太宰治 転生して、すみません』等がある。