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[日販商品データベースより]
『古事記』や『日本書紀』の神話の素材は、悠久の昔からの伝承もあれば、地球上の遥か彼方から伝播したものもあります。それらは長い歳月という「濾紙」で濾過されながら、残されたものです。われわれの祖先が、子孫のために遺そうとした叡智といえるでしょう。
それゆえに、日本の神話には日本人の思想の原点をみることができます。しかも、そこには現在のさまざまな問題を解決するカギが秘められていると思います。
現在のさまざまな問題の主なものは、近現代の生み出した「負の遺産」です。
近現代は、科学技術を発達させ、資本主義経済を発展させて、人々の生活を豊かにしました。しかし、反面、地球環境問題を引き起こしています。
また、民主主義の根底になる個人主義は、その行き過ぎから利己主義を増長させ、ロシアのウクライナ侵略や中国の覇権主義を生み出しました。
これら近現代が生み出した負の遺産を解決するヒントが日本思想の中にあると私は考えています。本書を執筆した所以です。
オホクニヌシの神(ダイコクさま、大国主神)の袋の中には何が入っているのでしょうか。答えは、「人の苦しみ」です。因幡のシロウサギを助けたこの神は、人の苦しみを取り除く神だったのです。これは本書の一例です。