- 官僚の研究
-
日本を創った不滅の集団
講談社学術文庫 2712
- 価格
- 1,265円(本体1,150円+税)
- 発行年月
- 2022年04月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784065277096
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[BOOKデータベースより]
明治以来の政治・経済を動かし、日本社会を創ってきたエリート官僚の実態を、自らも官僚体験のある現代史家が計量的に解明する。戦前の「革新官僚」には、戦後官僚社会であれば弾き出されるような個性的な人材も多かった。戦後は「天皇の官吏から公僕へ」「中央集権から地方分権へ」と改革が進むが、各省庁の「家風と作法」はしっかりと守られていく。
第1章 戦前期官僚の計量分析
[日販商品データベースより]第2章 戦後期官僚の計量分析
第3章 明治の官員さんたち
第4章 日本の科挙・「高文」
第5章 革新官僚の群像
第6章 行政改革の季節
第7章 官僚養成所・東大の百年
第8章 現代官僚制の諸相
第9章 わが体験的官僚論
深夜におよぶ激務、たび重なる不祥事、「官邸主導」でゆがむ人事。近年では、官僚を志望する東大生も激減しているという。しかし、明治以来の政治・経済を動かし、日本社会の枠組を創ってきたのは、霞ヶ関のエリート官僚たちであり、そのパワーは今も不滅である。「官僚」とは、一体どんな人々なのか。その歴史と生態を、自らも官僚体験のある現代史家が、計量的・実証的に明らかにしていく。
明治初年の「官員さん」のうち、薩長出身者はどれほどの割合を占めたのか。華族・士族・平民の内訳は、どう推移したのか。上級官僚の実父はやはり官僚だったのか、あるいは軍人、商人が多いのか。帝大卒優位のなかに食い込んだ私学は?
また、戦前の「革新官僚」と言われた人材のなかには、政党主導の戦後官僚社会であればたちまち弾き出されるような個性派や情熱家も多かった。毛里英於莵、奥村喜和男、菅太郎といった「奇才」や、女性官僚の第一号などの群像を紹介。
戦後は占領政策により「天皇の官吏から公僕へ」「中央集権から地方分権へ」と改革が進むなか、各省庁の「家風と作法」はしっかりと守られ、新たな「吏道」も探究されていく。
「文庫版のあとがき」として、平成・令和の変遷を加筆。〔原本=『官僚の研究:不滅のパワー・1868―1983』1983年、講談社刊〕