- ヤングさんのオーケストラ
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- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2022年04月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784591173688
[BOOKデータベースより]
ヤングさんはゆうめいなオーケストラのしきしゃです。おんがくかいはいつもおきゃくさんでいっぱい。しんぶんきしゃがヤングさんにたずねました。せんせいはどうしてしきしゃになられたのですか?ねずみくんのチョッキの作者が贈る、もうひとつの物語。
[日販商品データベースより]美しい音も、優しい心も、ある小さな出会いがきっかけでしたーー
ヤングさんは世界的に有名なオーケストラの指揮者です。今日のコンサートも大盛況。そんなヤングさんが、コンサートの後、ひとりの記者にたずねられました。「しきしゃを めざした きっかけは?」 「ええと……」ヤングさんが、ひとつずつ記憶を頼りにたどり着いた先には、少年時代、公園で出会ったひとりのおばあさんの存在がありました。 生きる上で大切な想像力、感謝する気持ちを描いた絵本。
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世界的に有名なオーケストラの指揮者、ヤングさん。今日もたくさんの拍手をあびて大得意。そんなヤングさんに新聞記者は質問します。「せんせいは どうして しきしゃに なられたのですか?」コンクールの優勝がきっかけだと、偉そうな顔をして答えはじめたヤングさん。「いや、まてよ……」音楽学校へ行っていたからか。いや、その前に欲しい楽器を買ってもらたっから、いやいやその前に。話しながら一つずつ記憶をさかのぼっていくヤングさん。やがて大事な人の存在を思い出し……。確かな実力で地位も名声も手に入れ、揺るぎのない自信に満ちあふれていたヤングさん。でも、ひとりの力だけでここまできたわけではないのです。大切な出会いや出来事、環境や自然の恵みに守られ、その積み重ねによって今があるのです。そうやって「つながっている」ことを想像できれば、感謝の気持ちも自然に生まれてくるものなのかもしれません。小さな頃の約束を果たすヤングさん。その幸せそうな表情を見ていると、自分の記憶もたどってみようと思えるのです。『ねずみくんのチョッキ』の作者が贈る大人の物語。その思いが優しくしっかりと伝わってきます。
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)
有名な音楽指揮者のヤングさんのお話です。
新聞記者の取材で、自分がどうして音楽の道に入ったかを考えます。
今の自分があるのは、何がきっかけだったか、掘り起こしていくと、幼い頃の記憶が蘇ります。
感動的なお話の展開です。
今の自分は、様々なきっかけで、今の道を辿ってきたに違いありません。
そして、実は幼い頃に最初の出会いがあったに違いないことを考えると、それが宿命なのかも知れません。
様々な出会いや出来事、自然の恵みに守られて生かされてきたのです。
そのことを想像しながら、謙虚に受け止めること、感謝をこめて振り返ることの大切さを語る、あとがきも素晴らしいものでした。(ヒラP21さん 60代・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】