ゲスト さん (ログイン)
オンライン書店【ホンヤクラブ】はお好きな本屋での受け取りで送料無料!新刊予約・通販も。本(書籍)、雑誌、漫画(コミック)など在庫も充実
「巨大ウイルス」研究者がエヴィデンスを基に妄想ばなしを語ってみた 生物ミステリー
技術評論社 武村政春
点
誰も知らないウイルスの進化史をあえてたどってみた超チャレンジングな本。まあ、誰も知らないというのはじつは言い過ぎで、研究をしている人は、さまざまなエヴィデンス(そのほとんどは分子系統学である)をもとにある程度の推測を行い、論文として発表しているわけだけれど、あくまでもそれは推測であって、真実をそのまま表しているわけではない(そんなことを言ったら、すべての生物学の分野がそうなのだが)。だから、それをあたかも分かったかのような顔をして本を書くなどという危険な行為を、誰もしたがらないのである。それをあえて行おうというのが、本書である。
第1章 ウイルスとは何か(ウイルスの基本的な構造;ウイルスの感染と生活環 ほか)第2章 RNAウイルスの進化史(RNAヴィローム仮説;カプシドのないRNAウイルスの進化 ほか)第3章 DNAウイルスの進化(原核生物ウイルスの進化;ヘルペスウイルスの進化 ほか)第4章 レトロウイルスの進化史(レトロウイルスの進化;免疫不全ウイルスの進化 ほか)第5章 ウイルスの起源(化学進化と「ウイルスもどき」;細胞の誕生 ほか)
このご時世、ウイルスの本がちょっと刊行されてきたものの、「ウイルスの進化」をメインに扱った本はない。その理由はおそらく簡単で、ウイルスの進化を研究する研究者がそれほど多くないことに加え、その進化のあらましの正確なところを、じつは誰も知らないからである。まあ、誰も知らないというのはじつは言い過ぎで、研究をしている人は、さまざまなエヴィデンス(そのほとんどは分子系統学である)をもとにある程度の推測を行い、論文として発表しているわけだけれど、あくまでもそれは推測であって、真実をそのまま表しているわけではない(そんなことを言ったら、すべての生物学の分野がそうなのだが)。だから、それをあたかも分かったかのような顔をして本を書くなどという危険な行為を、誰もしたがらないのである。それをあえて行おうというのが、本書である。「インフルエンザウイルスはどのようにインフルエンザウイルスたり得たのか?」「コロナウイルスはどうやってRNAウイルスのなかから生じてきたのか?」ウイルスの進化史を広い視点で見ると、そこにはどんな世界が広がっているのだろう?
ページ上部へ戻る
この商品に寄せられたカスタマーレビューはまだありません。
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
本好きのためのオンライン書店
Honya Club.comは日本出版販売株式会社が運営しているインターネット書店です。ご利用ガイドはこちら
Disney Fan編集部
価格:922円(本体838円+税)
【2010年03月発売】
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2023年09月発売】
雨蛙ミドリ キョカツカサ
価格:660円(本体600円+税)
【2018年04月発売】
1位
又吉直樹
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2015年03月発売】
一覧を見る
[BOOKデータベースより]
誰も知らないウイルスの進化史をあえてたどってみた超チャレンジングな本。まあ、誰も知らないというのはじつは言い過ぎで、研究をしている人は、さまざまなエヴィデンス(そのほとんどは分子系統学である)をもとにある程度の推測を行い、論文として発表しているわけだけれど、あくまでもそれは推測であって、真実をそのまま表しているわけではない(そんなことを言ったら、すべての生物学の分野がそうなのだが)。だから、それをあたかも分かったかのような顔をして本を書くなどという危険な行為を、誰もしたがらないのである。それをあえて行おうというのが、本書である。
第1章 ウイルスとは何か(ウイルスの基本的な構造;ウイルスの感染と生活環 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 RNAウイルスの進化史(RNAヴィローム仮説;カプシドのないRNAウイルスの進化 ほか)
第3章 DNAウイルスの進化(原核生物ウイルスの進化;ヘルペスウイルスの進化 ほか)
第4章 レトロウイルスの進化史(レトロウイルスの進化;免疫不全ウイルスの進化 ほか)
第5章 ウイルスの起源(化学進化と「ウイルスもどき」;細胞の誕生 ほか)
このご時世、ウイルスの本がちょっと刊行されてきたものの、「ウイルスの進化」をメインに扱った本はない。
その理由はおそらく簡単で、ウイルスの進化を研究する研究者がそれほど多くないことに加え、その進化のあらましの正確なところを、じつは誰も知らないからである。
まあ、誰も知らないというのはじつは言い過ぎで、研究をしている人は、さまざまなエヴィデンス(そのほとんどは分子系統学である)をもとにある程度の推測を行い、論文として発表しているわけだけれど、あくまでもそれは推測であって、真実をそのまま表しているわけではない(そんなことを言ったら、すべての生物学の分野がそうなのだが)。
だから、それをあたかも分かったかのような顔をして本を書くなどという危険な行為を、誰もしたがらないのである。
それをあえて行おうというのが、本書である。
「インフルエンザウイルスはどのようにインフルエンザウイルスたり得たのか?」
「コロナウイルスはどうやってRNAウイルスのなかから生じてきたのか?」
ウイルスの進化史を広い視点で見ると、そこにはどんな世界が広がっているのだろう?