- 古典インドの議論学
-
ニヤーヤ学派と仏教徒との論争
九州大学人文学叢書 20
- 価格
- 6,930円(本体6,300円+税)
- 発行年月
- 2022年03月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784798503295
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[BOOKデータベースより]
議論の上に開花する思想。未解読文献『論理の花房』「議論学章」を繙き、仏教などのインド哲学諸派の見解を踏まえて、インド議論学史の一端を解明する。
第1部 序論(バッタジャヤンタ著『ニヤーヤマンジャリー』概説;先行研究概観;本書の位置付け)
[日販商品データベースより]第2部 思想史研究(『ニヤーヤマンジャリー』における議論学の位置付け;3種の議論形態:論議・論諍・論詰;疑似的理由の構造;第六の疑似的理由とは何か;レトリックと論証;詭弁的論駁論の諸相;議論における勝敗規定)
中世インドの思想家たちによる自由闊達な議論はインド思想の発展を促した。本書は、インドの知的伝統のダイナミズムを議論学の側面から考察する。主資料として9〜10世紀にカシミールで活躍したニヤーヤ学派の学匠バッタジャヤンタによる哲学巨編『ニヤーヤマンジャリー(論理の花房)』を取り上げ、未だ翻訳研究すら存在しない「議論学章」について、原典写本を用いて解明。仏教などのインド哲学諸派の見解を踏まえて、議論形態や論証の誤謬、討論術等のインド議論学・論理学上の諸概念に関する分析を行う。