- 母と娘の物語
-
戦後オーストリア女性文学の《探求》
松籟社
國重裕
- 価格
- 2,640円(本体2,400円+税)
- 発行年月
- 2022年02月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784879844217

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[BOOKデータベースより]
家父長制やカトリックの遺風が温存された第二次大戦後のオーストリア。保守的な価値観に支配された「言葉の壁」にぶつかりながら、女性作家たちはどのような言葉を紡ぎ出し、そして何をめざしたのか。彼女たちの文学における“探究”に迫る。
第1章 家父長制社会の共犯者としての主婦―マルレーン・ハウスホーファー「ステラを殺したのはわたしたち」、『屋根裏部屋』
[日販商品データベースより]第2章 娘時代の教育の代償―マルレーネ・シュトレールヴィッツ『誘惑。』、ブリギッテ・シュヴァイガー『海の水はなぜからい』、ヴァルトラウト・アンナ・ミットグチュ『体罰』
第3章 女性の言葉(声)の獲得をめざして―インゲボルク・バッハマン『マーリナ』、「ウンディーネ去る」
第4章 家父長制度に抗って書く―エリフリーデ・イェリネク『ピアニスト』、『欲望/快楽』
第5章 母を問いつめる娘―エリーザベト・ライヒャルト『二月の影』、『悪夢』
余録 現代オーストリア文学小史
家父長制やカトリックの遺風が温存された第二次大戦後のオーストリア。保守的な価値観に支配された「言葉の壁」にぶつかりながら、女性作家たちはどのような言葉を紡ぎ出し、そして何をめざしたのか。彼女たちの文学における《探究》に迫る。