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[BOOKデータベースより]
私たちの東京は静かだ。私は息子と手をつないでいる。傍らには犬もいる。私は多くの著作を持つ作家であり、地下鉄にサリンを撤いた「教団」にかつて拉致された。そこで「予言書」を書かされた私は、後に一人の赤子を連れて脱出した。彼と私に血のつながりはない。だが、私は彼の父であり、警戒を怠らない。なぜなら、息子は二代めの教祖とされているから―寓意と熱情に満ちた当代随一の琵琶法師的文学が語られ始める。
[日販商品データベースより]自分たちは、この教えを、国教にするんですよ――サリン事件をモチーフに、現実と虚構が融合する超大作。1995年、地下鉄にサリンが撒かれ、教祖が逮捕される。だが、教団は公判直後に教祖を奪還、後の歴史は軋みながら軌道を変えた。「予言書」としてその筋書きを書いたのは、教団に拉致され姿を消した作家X。だがそこには、復讐というもう一つのシナリオが埋め込まれていた。魂が共鳴する、当代随一の琵琶法師的現代文学。