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[BOOKデータベースより]
格差はいかにして生じ、人びとの行動や意識にどのような影響をおよぼすのか。職業や教育などの社会階層、ジェンダーや国籍(ナショナリティ)、社会関係(ソーシャル・キャピタル)、政治参加や国民意識などにおける様々な格差とその影響について、社会学の視点と手法を通じて明らかにする。
「格差問題」と現代の日本社会
[日販商品データベースより]第1部 格差に関わる社会的属性(地位達成過程の国際比較―2008年東アジア社会調査に基づく4カ国のデータ分析;職業の序列構造を捉えるアプローチ―評価的/関係的アプローチに着目して;日本の階層研究とジェンダー―女性とジェンダーの包摂が切りひらく視角;社会階層と移民―国勢調査データによる探索的検討;教育機会の格差と家族―家族の資源と教育選択に着目して)
第2部 格差が人々の行動・意識に与える影響(弱い紐帯の強み(The strength of weak ties)再訪―包摂の機能に着目して;育児サポートネットワークと社会階層―出産・育児に関する相談相手の時系列変化;政治意識・行動と格差―対立と格差の階層政治論;ナショナリズムと社会的格差―類型化と国際比較による関連性の検証)
格差はいかにして生じ、人びとの行動や意識にどのような影響をおよぼすのか。
職業や教育などの社会階層、ジェンダーや国籍(ナショナリティ)、社会関係(ソーシャル・キャピタル)、政治参加や国民意識などにおける様々な格差とその影響について、社会学の視点と手法を通じて明らかにする。
2020年にはじまったコロナ禍によって,残念ながら本書で論じたような各種の格差は拡大傾向にあると考えられる。その拡大を押しとどめ,可能であれば解消を目指すならば,ただ格差を「問題」と告発するだけでは不十分であろう。解決の糸口をつかむためにも,問題を正確に理解し,その発生の要因やもたらす影響を明らかにするような研究が必要である。多様な側面から「格差」の発生要因とともに,様々な社会現象への「格差」の影響力を解明した本書は,まさに現代社会の学術研究上の必要に応えた一冊であると自負している。(「おわりに」より)