- 火をぬすんだウサギ
-
アルゼンチン ウィチーのおはなし
世界のむかしのおはなし
- 価格
- 2,750円(本体2,500円+税)
- 発行年月
- 2022年02月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784472060106
[BOOKデータベースより]
むかしむかし、ジャガーがたいせつな火をひとりじめしていました。どんなにたんのでもジャガーは火をわけてくれません。こまったどうぶつたちは?アルゼンチンのウィチーの人びとに伝わる知恵と勇気の物語をユーモラスに生き生きと描く。
[日販商品データベースより]むかしむかし、ジャガーがたいせつな火をひとり占めしていました。どんなに頼んでもジャガーは火を分けてくれません。万策尽きて、困り果てた動物たちのなかから「ぼくがいくよ」とウサギが名乗り出て……。アルゼンチン北部の少数民族ウィチーに伝わる、助け合って生きることの知恵と勇気のお話をユーモラスにいきいきと描く。
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アルゼンチン、ウィチーのおはなし、と副題にあります。
グランチャコと呼ばれる、乾燥したサバナ気候の草原地帯に住むウィチーの人々に伝わるお話だそう。
大切な火を独り占めしていたジャガー。
他の動物たちが知恵を出し合い、その火を盗もうとするのですね。
オオアリクイ、アルマジロ、ツコツコ、カピバラなど、珍しい動物のラインナップが愉快です。
最後のウサギも、あと一歩で失敗。
ところが、案外大団円というのがなんとも。
ツコツコの鼻がぺちゃんこであること、ジャガーの足の裏が黒いこと、
(この地方の)ウサギの喉の毛が白いことの由来というのも興味深いです。
木の中に火が入り込んだという発想も、なるほど。
昔話らしいダイナミックさを堪能できました。(レイラさん 50代・兵庫県 )
【情報提供・絵本ナビ】