[BOOKデータベースより]
季節を感じる絵本。この風がふいたら、春はもうすぐそこ!
[日販商品データベースより]今日、風がかわった。春をつげる風を追いかけて、わたしは走る。そして……。季節のおとずれを大切に感じる、豊かな心を描いた絵本。
明快な絵のなかに、さりげなく情感をこめた明るい作風で人気の青山友美最新作。春の訪れを告げる風をテーマに描いた本書は、子どもの自然を感じ取る力と、その本能におもむくまま風を迎えにいく、ただそれだけを丁寧に描いた一冊。言葉は少なく、絵のなかに季節の言葉を感じとるのが楽しい絵本です。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- むぎちょこたんていしゃ
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2024年07月発売】
- たこあげ
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2019年12月発売】
- チョコたろう
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2016年03月発売】
- たかこ
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2011年04月発売】
- あけましてのごあいさつ
-
価格:1,155円(本体1,050円+税)
【2017年12月発売】
窓をあけ、ひゅーっと入ってくるのはぬるい風。「きょうだ」女の子は家を飛び出し、一目散にどこかに向かって駆けていく。追い風に背中を押されながら漁港を抜け、大きな川も飛び越えて、山道やトンネルだって駆け抜ける。やがてその視線の先に見えてきたのは大きな灯台。その脇道をまわりこみ、女の子は手を広げる。そして……?なんて気持ちのいい絵本なのでしょう。主人公の女の子の目的はただひとつ。春一番を自分の身で受けとめ、つかまえること。「さあ、こいっ!」海の町に住む彼女にとって、おそらく風から季節や天気を読むことはお手のもの。その表情はずっと凛々しく頼もしく、かっこいい。読者はただ女の子のうしろをついていき、ページをめくってその緊張の瞬間を迎えるだけ。そして、不思議な開放感に包まれながら絵本をとじ、満足するのです。春を迎える季節だけでなく。少し立ち止まった時には、この絵本を手に取って、駆け抜ける風をあびてみる。そんな一冊になってくれそうです。
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)
いわゆる「春一番」を描いた絵本でした。
「『春一番』という目に見えないものをどう描くのだろう」と楽しみに拝見させていただきました。この絵本のなかでは、絵のなかに「絵」として春一番は描かれません。それにもかかわらず、しっかりと「そこに春一番があること」が感じられる絵本でした。とても素敵な絵本でした。(さくらっこママさん 30代・東京都 女の子6歳、男の子4歳)
【情報提供・絵本ナビ】