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[BOOKデータベースより]
認知文法の枠組みを用いて文法現象をどこまで分析記述できるのか。Langackerの認知文法のパラダイムに依拠しつつ、統語論の新しい展望を示す。シリーズ最終配本。
第1章 認知文法の基本概念
[日販商品データベースより]第2章 構文分析における主要モデル
第3章 日本語らしさと認知文法
第4章 概念の構築と格助詞スキーマ
第5章 構文拡張の認知メカニズム
第6章 従節性(非主節性)の認知統語論:非主節的統語要素の意味と機能
認知言語学における構文の概念と分析手法から,文を超え談話も含めた上で構文をどのように分析記述できるのか。Ronald W. Langackerの提唱する認知文法の枠組みを用いて日本語および他言語の文法現象の分析を試みる。
(本書まえがきより)
本書では,領域固有な言語能力を前提とせず,人間の一般的な認知能力とそれを用いる認知主体の概念化(conceptualization)の観点から統語現象の記述と説明を試みる。本書でこれから詳述する認知言語学のパラダイムは,言語を自律した閉じた系とはみなさず,人間の脳と身体の進化の結果として創発した認知能力の発現としてとらえている。そのため,一般的な学習のメカニズム,環境と相互作用しつつ認知主体が作り上げる身体感覚と世界に関する知識,他者との協働やコミュニケーションを通して作り上げる共同体や社会制度など,地球という環境に適応しつつ進化を積み重ねてきた生物としてのヒトの持つ特性を注意深く検討しながら研究を進める。そのため,常に他の研究領域と行き来しつつ言語の本質に迫るアプローチをとる。認知言語学のアプローチは,他の領域の研究と密接にコミュニケーションをとりつつ行われる開かれた研究なのである。