生き直す

免田栄という軌跡

弦書房 地方・小出版流通センター
高峰武　

• 価格: 2,200円（本体2,000円＋税）
• 発行年月: 2022年01月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784863292383

内容情報

[BOOKデータベースより]

１９８３年、確定死刑囚から日本初の再審無罪となり、人として認めさせるために「生き直した」９５年の生涯をたどる。

１　心の足跡（書く；「刺すような視線」；歩く；不利な事実）
２　波紋（交差する生；裁きの庭で）
３　還らざる日々（獄窓；刑務所からの通知）
４　人間の復活（さらけ出す；人として認められる）

[日販商品データベースより]

1948年12月29日深夜、熊本県人吉市で発生した一家四人殺傷事件（免田事件）で、強盗殺人容疑で逮捕され、1952年1月に死刑が確定。その確定死刑囚から日本初の再審無罪判決を勝ちとった免田栄さん（1925-2020）。その生涯は、私たちの想像を絶するものがあります。実に、獄中34年、無罪釈放後37年という稀有な時間を生き抜き、「生き直し」ました。獄中から家族や教誨師へあてた1400通の手紙に刻まれた声の束と、「人として認められたい」一念で生きたその姿に胸を打たれます。満を持して集成した画期的な評伝！