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植民地文学から世界ー文学へ
みすず書房 アラン・マバンク 中村隆之 福島亮
点
ヨーロッパ人の見たアフリカ史から「ルワンダ・ジェノサイド以後に書くこと」まで。ブラック・アフリカ文学の全体像と世界文学の今後を考える類なき文学史。
第1講 黒人文芸―闇から光へ 二〇一六年三月一七日第2講 ネグリチュードとは何か 二〇一六年三月二九日第3講 アフリカ文学のいくつかのテーマ系について 二〇一六年四月五日第4講 フランスにおけるアフリカ文学の出版について 二〇一六年四月一二日第5講 国民文学と政治的デマゴギー 二〇一六年四月一九日第6講 アフリカと「黒いフランス」が歴史に直面する時 二〇一六年五月一〇日第7講 ブラック・アフリカにおける内戦と子ども兵 二〇一六年五月一七日第8講 ルワンダ・ジェノサイド以後に書くこと 二〇一六年五月二四日後日譚(フランス共和国大統領への公開書簡 二〇一八年一月一五日;黒人部隊慰霊碑に捧げる演説 ランス、二〇一八年一一月六日)
2016年、フランスのコレージュ・ド・フランス芸術創造講座で行われた「アフリカにかんする8つの講義」。ヨーロッパ人の見たアフリカ史から説き起こし、植民地期、ポストコロニアル期、パリ郊外に住む移民が生んだ文学まで、1920年以後のブラック・アフリカ文学の全体像をわかりやすく、かつ「内戦と子ども兵」「ルワンダ・ジェノサイド以後に書くこと」など、文学を超え、現代史や思想、社会問題にも広がる視野をもつ類ない文学史である。フランス語圏ブラック・アフリカの作家は、カリブ海やアメリカの黒人文学作家とパリでどのように出会い、みずからの文学を築き上げていったか。フランス文学という「国民文学」からも、アフリカ諸言語で執筆する正統的「国民文学」からも除外されてきた「フランス語圏文学」は、いかにしてグローバルな認識に立つフランス語表現文学として、「世界‐文学」に連なることができるのか。本書に盛り込まれた著者のメッセージは、1530年の創設以来、名だたる哲学者や文学者を迎えてきたフランスの知の殿堂で「アフリカ人」として初めて講義したこと自体の意味も併せ、今後の文学と世界を考えるひとつの指針となるだろう。著者アラン・マバンクは1966年コンゴ共和国生まれ。『割れたグラス』『ヤマアラシの回想』はじめ、作家としてフランス語で多くの作品を発表し数々の賞も受賞、2006年以来カリフォルニア大学ロサンゼルス校で教えている。日本ではほとんど知られていないアフリカ文学の歴史を知るために、世界文学の今後を考えるために、ここにおくる。
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1位
又吉直樹
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2015年03月発売】
一覧を見る
[BOOKデータベースより]
ヨーロッパ人の見たアフリカ史から「ルワンダ・ジェノサイド以後に書くこと」まで。ブラック・アフリカ文学の全体像と世界文学の今後を考える類なき文学史。
第1講 黒人文芸―闇から光へ 二〇一六年三月一七日
[日販商品データベースより]第2講 ネグリチュードとは何か 二〇一六年三月二九日
第3講 アフリカ文学のいくつかのテーマ系について 二〇一六年四月五日
第4講 フランスにおけるアフリカ文学の出版について 二〇一六年四月一二日
第5講 国民文学と政治的デマゴギー 二〇一六年四月一九日
第6講 アフリカと「黒いフランス」が歴史に直面する時 二〇一六年五月一〇日
第7講 ブラック・アフリカにおける内戦と子ども兵 二〇一六年五月一七日
第8講 ルワンダ・ジェノサイド以後に書くこと 二〇一六年五月二四日
後日譚(フランス共和国大統領への公開書簡 二〇一八年一月一五日;黒人部隊慰霊碑に捧げる演説 ランス、二〇一八年一一月六日)
2016年、フランスのコレージュ・ド・フランス芸術創造講座で行われた「アフリカにかんする8つの講義」。ヨーロッパ人の見たアフリカ史から説き起こし、植民地期、ポストコロニアル期、パリ郊外に住む移民が生んだ文学まで、1920年以後のブラック・アフリカ文学の全体像をわかりやすく、かつ「内戦と子ども兵」「ルワンダ・ジェノサイド以後に書くこと」など、文学を超え、現代史や思想、社会問題にも広がる視野をもつ類ない文学史である。
フランス語圏ブラック・アフリカの作家は、カリブ海やアメリカの黒人文学作家とパリでどのように出会い、みずからの文学を築き上げていったか。フランス文学という「国民文学」からも、アフリカ諸言語で執筆する正統的「国民文学」からも除外されてきた「フランス語圏文学」は、いかにしてグローバルな認識に立つフランス語表現文学として、「世界‐文学」に連なることができるのか。本書に盛り込まれた著者のメッセージは、1530年の創設以来、名だたる哲学者や文学者を迎えてきたフランスの知の殿堂で「アフリカ人」として初めて講義したこと自体の意味も併せ、今後の文学と世界を考えるひとつの指針となるだろう。
著者アラン・マバンクは1966年コンゴ共和国生まれ。『割れたグラス』『ヤマアラシの回想』はじめ、作家としてフランス語で多くの作品を発表し数々の賞も受賞、2006年以来カリフォルニア大学ロサンゼルス校で教えている。
日本ではほとんど知られていないアフリカ文学の歴史を知るために、世界文学の今後を考えるために、ここにおくる。