- イケズな東京
-
150年の良い遺産、ダメな遺産
中公新書ラクレ 751
- 価格
- 924円(本体840円+税)
- 発行年月
- 2022年01月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784121507518
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[BOOKデータベースより]
コロナ禍で一段と東京一極集中の是正が叫ばれているが、事はそう単純ではないと井上氏。私たちの東京への思いは複雑で、歴史的に捉える必要がある。そう、京都から東京に天皇が移り住んだ時代まで遡って。『京都ぎらい』の井上氏に対するのは、二都を往復する気鋭の建築家・青木氏。二度の東京五輪と大阪万博など、古今東西の都市開発のレガシーについて論じ合う。話題はGHQ、ナチスから黒川紀章、ゴジラ、寅さんまで縦横無尽。
1章 論考1 「東京ばなれ」を疑う―企業人は「城」を捨てられない(ポスト・コロナのオフィス・ビル;天守閣と城下町 ほか)
[日販商品データベースより]2章 対談1 愛される建築、愛されない建築―五輪と万博のレガシーをめぐって(京都に「都落ち」;「都」は今でも京都? ほか)
3章 リレー・エッセイ 東西まちまち―建築史家と建築家がコロナ禍中で考えたこと(京都の河原 おおらかな「広場」(井上);映画に思う「水の都」艀の時代(青木) ほか)
4章 論考2 さまざまな声が響き合う空間を―コロナ禍とダニッシュ・モダン(可能性の宝庫としての大戦間;陰翳と集い ほか)
5章 対談2 「建築文化を大事にしない国」ゆえの希望(ブロックバスター展の曲がり角;模型づくりという日本文化 ほか)
コロナ禍で東京一極集中の是正が叫ばれるが、事はそう単純ではないと井上氏。私たちの東京への思いは複雑で、長尺の歴史から捉える必要がある。そう、京都から東京に天皇が移り住んだ時代まで遡って。『京都ぎらい』の井上氏に対するのは、二都を往復する気鋭の建築家・青木氏。二度の東京五輪と大阪万博など、古今東西の都市開発のレガシーについて論じ合う。
博覧強記の二人の話は、天皇、GHQ、ナチスといった歴史の縦軸から、北京、パリ、ローマ、ロンドン、コペンハーゲンといった地理的な横軸までを駆け回る。また黒川紀章らの建築家論や、ゴジラ、寅さん、小津映画等の話題もまじえ、「愛される建築とは何か?」「日本と西洋、どちらが自由なのか?」という文化論を掘り下げる。