- 咸宜園教育の展開
-
- 価格
- 3,080円(本体2,800円+税)
- 発行年月
- 2021年11月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784903068534
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[BOOKデータベースより]
咸宜園研究の問題点と本書の目的
[日販商品データベースより]第1部 咸宜園教育の確立(咸宜園塾主の家業化;蔵書の形成と管理;『遠思楼詩鈔』初編の出版)
第2部 咸宜園教育の西日本への拡大―空間的展開(初期系譜塾蔵春園の模索;三亦舎を介した書籍流通;培養舎の点数評価)
第3部 咸宜園教育の近代への接続―時間的展開(明治期再興後の咸宜園;明治期の系譜塾屏陽義塾)
本書の成果と残された課題
咸宜園は,1817年に広瀬淡窓によって天領日田(現在の大分県日田市)に開かれた漢学塾である。さまざまな階層の塾生が,厳しい塾則のもとで寄宿舎生活をしながら,毎月の成績によって昇級する実力主義の教育システムが採用されたことで有名である。最盛期には西日本を中心に全国各地から200名に及ぶ塾生が集い,私塾としては近世でも特筆すべき隆盛を誇った。本書では,咸宜園独自の教育システムが,同塾門人が開いた塾(系譜塾)を通して各地へと展開し,明治期にも継続した様相を描いている。また,広瀬淡窓に始まる代々の塾主とその地位継承,広瀬淡窓の詩集「遠思楼詩鈔」出版の経緯,教育に必要な蔵書の形成過程や目録管理,地方での書籍流通の様子についても,史料に基づいて論じる。 近世から近代にかけての地方教育の研究に一助となる一冊である。