- 「室町殿」の時代
-
安定期室町幕府研究の最前線
- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2021年12月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784634152083
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[BOOKデータベースより]
室町時代の“国家の最高権力者”は、天皇でも将軍でもなく、「室町殿」だった!幕府がもっとも機能した4人の時代(三代義満、四代義持、六代義教、八代義政)を通して、室町殿・幕府の実力を、最新研究から解明する!
「室町殿」とよばれた四人の足利将軍
[日販商品データベースより]第1部 室町幕府の運営体制(室町殿と訴訟―室町殿は、訴訟・紛争にどのように対処したのか?;将軍と天皇の関係―足利家と天皇家の一体化は、どのように進行したのか? ほか)
第2部 室町幕府と都鄙(幕府と在京大名―幕府の全国支配と「在京大名」の重要な役割とは?;幕府と東国情勢―「鎌倉府」の盛衰を左右した幕府・鎌倉公方の対立 ほか)
第3部 室町幕府と宗教(幕府と武家祈〓―室町殿の“身体護持”を担う門跡寺院と護持僧;幕府と五山―“巨大企業体”のような組織だった禅僧集団 ほか)
第4部 室町幕府を取り巻く社会状況(幕府と室町文化―幕府とともに新興文化を支えた芸能者・被差別民;幕府と土一揆―「土一揆」は、中世社会における「訴訟」行為だった ほか)
日本史上、地味な時代の代名詞だった室町時代がいま関心を呼んでいます。
ただ、その室町時代のなかでも、一般的に室町幕府は義満期までの南北朝の争乱、応仁の乱以降の戦国時代の印象が強く、
その間の室町時代中期について印象が弱いといえます。
しかし室町幕府は、その時代こそが安定期(最盛期)というべき時期であり、
当該期を理解することが、室町時代を理解するために必須だといえます。
本書では、その安定期に君臨した4人の将軍(3代義満・4代義持・6代義教・8代義政)の時代に注目します。
彼らは現在の歴史学界で、「摂政以上院未満」という、武家だけでなく天皇の擁護者として公家も統べる、
将軍を超越した時代の指導者「室町殿」と位置付けられています。
室町殿という存在から、室町幕府の性格や諸機関との関係を検討し、
鎌倉幕府とも江戸幕府とも異なる点を含めた「室町幕府とは何か」について、
新進気鋭の研究者による15本の論考によって、最新研究を紹介しながら明らかにしていきます。