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[BOOKデータベースより]
悄然とした人心の覚醒の力となればとの想いを募らせ、花を生け続けた。植物と人間社会をめぐるクロニクル第5弾。2019‐2021。
IKEBANA 供、悟、立、道―はじまりのかたち。立の姿勢。日本。受け継がれてきた美。源流の骨格。供する精神。絶え間ない修練への敬意。
[日販商品データベースより]WHOLE すべて、全体、完全、統合―季節感も固有の風土も特定の種も決まりきった定義もない。あるのは、混沌。わたしたちが生きる世界のミクロコスモス。
FLOCK 群れ、群衆、信者、集団―はるばる海を渡りたどり着いた種。原生林に自生する稀少種。人間により栽培された種。あらゆる種が群れをなし、共鳴し合う生命のかたち。
PIVOT 扇形、要、枢軸、展望―四方に伸び伸びと広がる枝葉と、その先端で開く花たち。軸の遠心。扇状。末広がり。展望。縁起の良い型としての未来への希望。
AUTOGENESIS 自生、繁殖、土着、進化―意思を持つ自然。自ら根を張り、枝葉を伸ばし絡み合い、繰り返される洵汰と増殖。種を超えて結び合う、ひとつの生命体。
好評シリーズ『植物図鑑』の第5弾。サイズも内容もリニューアル! そして、新たな局面を迎えた。
東 信と椎木俊介がライフワークとして取り組む『植物図鑑』シリーズは、2年周期に巻を重ね、今回で第5弾を迎えることとなった。
本書には2019年秋から2021年8月までに制作した114点を収録している。この間は歴史的なパンデミックに見舞われた時期と重なり、二人はこの時期に自分たちが人々に対して何ができるかを問い続け、花を生け続けてきた。
その時に出会ったのが、日本の伝統的な「いけばな」のルーツを記す書だった。そこに記されていたのは、大飢饉で失われた多くの命に花を手向け、飢えた人々に粥や風雨を凌げる小屋を与え、そして花を生けて、人々の心を甦らせた僧侶たちの姿だった。覚醒の力、それが花を生けることの本質である。本書には、受難の時代の最中にありながら、心の覚醒への願いを込められている。
ブックデザイン:原研哉
Artwork (c) 2021 Azuma Makoto; Photograph (c) 2021 Shinoki Shunsuke; Courtesy of AMKK