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[BOOKデータベースより]
ナチズム研究の世界的権威が大戦末期の地獄に迫る。敗戦必至の第三帝国はなぜ降伏せず、全面的に破壊されるまで戦い続けたのか?体制断末魔の十カ月間、ヒトラーを頂点とする支配の構造と広範な人々のメンタリティーを究明する。学術性と物語性が融合した傑作巨編。地図9点、カラー口絵16頁収録。
序章 アンスバッハ―ある若者の死
[日販商品データベースより]第1章 体制への衝撃
第2章 西部での崩壊
第3章 恐怖の予兆
第4章 束の間の希望
第5章 東部の災厄
第6章 戻ってきたテロル
第7章 進みゆく崩壊
第8章 内部崩壊
第9章 無条件降伏
終章 自己破壊の解剖学
第三帝国はなぜ降服せず、戦い続けたのか?
本書は、第三帝国の最後の期間、1944年7月20日のヒトラー暗殺未遂事件から、1945年5月8日の降伏までの約10カ月間を対象に、ナチ・ドイツは敗戦必至の戦況にもかかわらず、なぜ降伏せずに全面的に破壊されるまで戦い続けたのか、その理由を究明する歴史書だ。
国防軍の将校から、前線の兵士、ナチ党の幹部(とくにボアマン、ヒムラー、ゲッベルス、シュペーア)、海軍のデーニッツ、空軍のゲーリング、地方の軍管区指導者、親衛隊、ゲシュタポ、産業界の大物、教会勢力、一般市民に至るまで、「カリスマ支配」が構造化され、多様なかたちで根付いた有り様が活写される。ヒトラーという個人ではなく、いまや当人と離れて一人歩きする「総統」イメージの背後で、体制断末魔のわずか10カ月間に、国家と民族を地獄の淵へと追い込み、恐るべき人的・物的被害をもたらした悲劇を綿密に検証していく。
無名の人々の行動や発言、そのメンタリティー、埋もれていた小さな出来事にも光をあて、ナチ・ドイツ崩壊の凄絶な日々を、臨場感あふれる筆致で再現している。ナチズム研究の世界的権威による、学術性と物語性が融合した傑作巨編。