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[BOOKデータベースより]
恋に生き、政争に敗れ、叶わなかった理想を追い求めた詩人が夢見た物語―こうした『神曲』のイメージは過去のものとなった。明晰な思想のもとダンテが『神曲』で描いたものは何だったのか。現実世界の中で「個人」の出現を予見し、人々の理念を超越した平和を見出した試みを、第一人者が明らかにする。
第1章 詩人の伝記
[日販商品データベースより]第2章 ダンテ批評史
第3章 失われた自筆原稿を求めて
第4章 フランチェスカ・ダ・リミニと「私」
第5章 ベアトリーチェ神話の終焉と預言する詩人
第6章 『神曲』と「個人」の出現
第7章 ベアトリーチェの微笑
補論 『これが人間か』―アウシュヴィッツと詩について
終章 結論
ダンテ没後七〇〇年。「ダンテ論/神曲論」の決定版
日本初の最新の伝記と研究史を備え、ダンテの中世的な側面から現代の世界に与えた影響までを論じる。ダンテのイメージは、政争に破れベアトリーチェに無垢なる愛を捧げた詩人という『神曲』の物語と重ねられ、「イタリア語」を生み出したイタリア国民の父としてナショナリズムのなかで理解されてきた。詩人の明晰な思想を実証主義に基づいた最新の研究成果と、綿密な読解から明らかにし、世界文学の代表としての『神曲』が持つ現在性を描き出す。