[日販商品データベースより]
家にあるいろんなものが、まわしをつけて大相撲の力士となって対戦する。まずは、ほうちょう(台所部屋)とかさ(玄関部屋)の取り組み。勝つのはどっち? 決まり手は? 迫力満点のナンセンス絵本。こんな大相撲見てみたい!
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ついに開幕、大相撲! こんどの興行は「おうち場所」。おふろ場部屋に押し入れ部屋、引き出し部屋にお便所部屋。おうちのあちこちにある相撲部屋から、おなじみの力士たちが大集合します。 力士の威厳、あふれる貫禄。丸いお腹の“あんこ型”力士、だけど中身はあんこじゃない、冷蔵庫部屋の「クリームだいふく」。鋭い立ち会いから放たれる“差し”手、寄り“切り”を得意とするのは、台所部屋の「包丁」。まだまだいます大力士、「リモコン」に「歯ブラシ」、「0点の答案」まで!? さあ、いったい誰が白星をあげるのか! まわしを締めたトイレットペーパーや、大盛りご飯茶碗の行司など、ユニークなイラストに思わず目を奪われます。おうちのなかにあるものたちが相撲を取るというかわいらしい世界観が魅力的なのはもちろん、彼らの取り組みを実況風に解説してくれる、テンポの良い文章もみどころ。トイレットペーパーはまわしを下手に“巻き”替え、瞬間接着剤の得意は、“張り”手に、“はり”ま投げ。水の入った洗面器の取り組みでは、相撲の休憩“水”いりを挟んで、“浴びせ”倒しと、“かけ”投げの決まり手!力士たちの攻防に合わせてボルテージのあがる迫力の実況は、それぞれの力士たちにちなんだ相撲用語が、ダジャレのようにおりこまれています。さあ、次々と進むおうち場所! 巨体と巨体がぶつかり合う激しい取り組みのなか、ふと裏表紙に目をやると、なにやら申し訳なさそうにトイレから出てくる、ふでばこ部屋の力士、消しゴム。本編のどこかに登場予定だったのですが……? さすがの消しゴムも、黒星を消すことは叶わないようですよ。
(小説家 堀井拓馬)
【情報提供・絵本ナビ】