この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 岬陽子の戦国かるた
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2023年12月発売】
- 荒木陽子全愛情集
-
価格:5,500円(本体5,000円+税)
【2017年07月発売】
- 大場陽子/恐竜たちの時代
-
価格:2,090円(本体1,900円+税)
【2018年01月発売】
- かみかわ陽子 難問から、逃げない。
-
価格:1,500円(本体1,364円+税)
【2020年12月発売】
- 永井陽子歌集♭(フラット)
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2025年03月発売】
[日販商品データベースより]
既刊句集『弦楽』『黒鍵』『連音』『高きに登る』『弦響』にくわえ、著者第6句集にあたる新作『輪舞曲(ろんど)』を集成。
巻末には、永島靖子・福田若之による「解説」および「自筆年譜」「解題」「初句索引」を付す。
句業60年余、『評伝 三橋敏雄―したたかなダンディズム―』の著者による、ひたすらな俳句の響き。
父ほどの男に逢はず漆の実
白芥子をまはり躰が逢ひにゆく
橋を来る揚羽に双手ひろげたる
卯月浪この子を抱き飽きにけり
呼ぶ声を空は返さず花ぐもり
もう誰の墓でもよくて散る桜
嗅いでから抱く赤ん坊朝ぐもり
雨から雪へ老人ばかりのタンゴ
桃と桃かすかに触れてゐてこはい
謎のないわたしと老いた梟と
花ふぶき花ふぶき机上死こそあらめ
白蛾も来よわが九十の賑ひに