[BOOKデータベースより]
近年、明治維新への関心が内外で高まり、十九世紀を論じる研究も盛んである。ロシア船が現れ始めた十八世紀後半から条約改正、日清戦争が始まるまでの時期を対象にして、異国船打ち払いや漂流民保護、開港と内戦の混乱からの回復の過程などを分析。約一〇〇年かけた日本の「自己変革の時代」の実情を、開国というレトリックを取り払い考察する。
開国レトリックの克服
第1部 異国船打払いと仁政の相剋(海防という外国人隔離策;異国船打払令の布告問題と漂流民救助―江川家文書「異国評議書」より;文政八年八戸領の異国船体験―領主の対応と領民の関心)
第2部 開港と内戦の混乱からの回復(明治維新期旅券制度の基礎的研究;箱館における生糸・蚕種紙改印制度とその影響;盛岡藩御用商人伊勢屋朝吉の戊辰戦争 ほか)
第3部 外国船救助と漂流民送還の近代化(外国船救助の近代化―明治六年アメリカ蒸気船エリエール号塩屋埼沖沈没事件;明治新政府の外交体験と条約理解―明治三年不開港場規則・難船救助心得をめぐって;漂流民救助と送還の近代化)
近年、明治維新への関心が内外で高まり、19世紀を論じる研究も盛んである。ロシア船が現れ始めた18世紀後半から条約改正、日清戦争が始まるまでの時期を対象にして、異国船打ち払いや漂流民保護、開港と内戦の混乱からの回復の過程などを分析。約100年かけた日本の「自己変革の時代」の実情を、開国というレトリックを取り払い考察する。
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