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内容情報
[BOOKデータベースより]
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ふちのところがふさふさのわたしのマントはぼうしつき。かなしかったらぼうしをかぶる。はずかしかったらぼうしをかぶる。うれしくってもぼうしをかぶる。
[日販商品データベースより]「ふちのところがふさふさのわたしのマントはぼうしつき」雨がふっても雪がふっても、いつでもいっしょ。くまと馬と猫2匹。小さな舞台を見るような可憐な動物たちのお話。
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「ふちのところがふさふさの、わたしのマントはぼうしつき」くまの子が嬉しそうに着ているのは、真っ赤な色をした素敵なマント。頭まですっぽりかぶれば、耳までしっかりおおい、顔のまわりにはふさふさ。これで、雨がふっても雪がふっても大丈夫。おともだちと一緒にいる時も、もちろんマント。悲しい時や嬉しい時はぼうしをかぶって。秋が来たらぼうしをかぶって、冬はもちろんぼうしをかぶって。だけど夏は……?「わたしのマントはぼうしつき」お気に入りのマントが、彼女にとってどれだけ大切なものなのか。その姿と表情を見れば、すぐに伝わってきます。いつでも、どんなときでも、一緒。本当は一年中だってずっと着ていたい。ああ、その気持ちよくわかる。だって、こんなに似合っているんですものね。この絵本が描いているのは、お気に入りのマントへの一途な気持ちのみ。美しい風景も、日常生活も出てきません。登場するのは主人公と、おともだちのねことうまとの4人だけ。時には全員が真正面にこちらを向き、時には3人が集まったり、2人で話したり、みんなで手をつないだり。なんだか小さな舞台を見ているような不思議な構成です。けれど、この愛らしさはなんでしょう。展開だって飽きることがありません。それは彼らの豊かな感情表現のせいでしょうか。どのページを開いても、東直子さんと町田尚子さんの魅力がたっぷり味わえます。きっとこの絵本も、誰かのお気に入りになるのでしょうね。
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)
東直子さんと町田尚子さん。どちらも好きなので、楽しみに読んでみました。表紙からして、きゅんとしてしまう。いつなんどきでも、ぼうしをかぶってるくまさんと、仲間たちの愛らしさにくぎ付けです。そして、ラストはなるほど。ほのぼのとかわいらしい絵本でした。大人女子へのプレゼントにもよさそうと思います。(あんじゅじゅさん 50代・高知県 )
【情報提供・絵本ナビ】