- ハンス・ベルメール
-
身体イメージの解剖学
水声社
松岡佳世
- 価格
- 4,950円(本体4,500円+税)
- 発行年月
- 2021年11月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784801006065

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[BOOKデータベースより]
ダダ・シュルレアリスムの運動を背景にしながらも、独自の芸術を探求し続けたハンス・ベルメール。人形のみならず写真・版画・彫刻など多様なメディアを通して取り組んだ「身体イメージ」はいかなるものか?初期の人形写真、同時代作家との協働を通じて、制作者も巻き込んだ身体の想像力の問題へと接続する制作・理論の両面を、「交換可能性」という視点から包括的に論じる。
第1部 “交換可能性”の成立(人形写真―記録から“交換可能性”へ;イメージの不完全さ―ベルメールとデュシャンの“ロト・レリーフ”)
[日販商品データベースより]第2部 他者との制作(シュルレアリスムの表現への接近―マックス・エルンストとの協働;重ね合わされる身体―ジョー・ブスケとの協働;オブジェによる違反―ジョルジュ・バタイユとの協働)
第3部 解剖学、あるいは身体イメージの座標(増殖する「交換」―反抗する身体イメージ;身体イメージのありか―制作主体と外界の“交換可能性”)
〈交換可能〉な身体
ダダ・シュルレアリスムの運動を背景にしながらも、独自の芸術を探求し続けたハンス・ベルメール。人形のみならず版画・彫刻・デカルコマニーなど多様なメディアを通して取り組んだ「身体のイメージ」はいかなるものか?
初期の人形写真、同時代作家との協働を通じて、制作者も含んだ身体の想像力の問題へと接続する制作・理論の両面を、「交換可能性」という視点から包括的に論じる。
《本書は人形制作も含め、ベルメールが最も旺盛な制作活動を見せた1930年代から60年代に焦点をあてて考察するものであり、その制作活動を網羅することや芸術家の生涯を概観することを目的とはしていない。人形制作を起点として定めることから始め、その後も様々な表現媒体に関わりながら一貫して「身体イメージ」に取り組み続けたベルメールの制作実践を、そこに底流していると思われるひとつの観点から記述してみようという試みである。》(「はじめに」より)