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[BOOKデータベースより]
牡蛎がつくり育てられているとき、ウルシを掻くとき、乳牛とダンスレッスンするとき。気鋭の研究者たちが各地の「食」をめぐる営みをフィールドワークし、科学技術的実践のありかたと再編成される複数種の関係性を浮かび上がらせる。それは、まったく新しいかたちで私たちが「ともに生きる」ことの複雑さに対峙する営為でもあった。文化人類学の複数の研究潮流が合流しながら発展を続ける、マルチスピーシーズ民族誌への招待状。
序章 人間以上の世界から「食」を考える
[日販商品データベースより]第1章 牡蛎がつくり育てられているとき―タスマニアと三重の事例から
第2章 乳牛とのダンスレッスン―北十勝の事例から
第3章 種苗の産業化で人と野菜の対話は失われるのか―日本の種苗会社四社の事例から
第4章 ウルシと共に生きる―関西の二つの山村地域から
第5章 破壊された森とヤマアラシの生―マレーシアの事例から
第6章 嗅ぎあう世界の狩猟と獣害―九州山地の事例から
牡蠣がつくり育てられているとき、ウルシを掻くとき、乳牛とダンスレッスンするとき。
気鋭の研究者たちが各地の「食」をめぐる営みをフィールドワークし、そこで行われている農業や漁業のあり方、そして人間以外の生物たちとの関係を見つめ直す。それは、まったく新しいかたちで私たちが「ともに生きる」ことの複雑さに対峙する営為でもあった。文化人類学の複数の研究潮流が合流しながら発展を続ける、マルチスピーシーズ民族誌への招待状。