この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- ぼくのふつうの毎日
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2025年01月発売】
- エトセトラ VOL.7(SPRING/SUMMER 2022)
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2022年05月発売】
- いまもいっしょだね
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2019年07月発売】
- ないない島
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2015年08月発売】
ボクは小さいとき「どうぶつほごセンター」の「じょうとかい」で、あいつに会った。あいつがボクを抱きあげたとき、思いっきりしっぽをふって甘えた。ボクがあいつを選んだんだ。だって、なんだか頼りなさそうだったから。こいつはボクが面倒みてやらなきゃと思ってついてきたんだ……。ボク、つまり犬の「スウ」の目線から、あいつ、飼い主の男の子「ゆうま」を描いた絵本。ボクがペロペロなめて起こしてやらなきゃ、なかなか起きられないし、しょっちゅうご飯を残すから代わりに食べてやるし。とにかく手のかかるあいつ。それなのに、あるときボクがいくら探しても家の中にいなくて……!?人気絵本作家のきむらゆういちさんが太い線で描く、犬の表情が豊かです。ニコニコ顔、してやったりの顔、そして、あいつを心配しておろおろする顔も。いつの間にか成長したあいつに気づくとき、ボク(犬)はどうするのでしょう。でも、きっとボクにとっては、あいつは、いつまでも「そばについていてやらなきゃ」の存在。こんな味方がいるっていいなあと思います。親でも兄弟でもない「あいつ」を描いた絵本。動物好きな子、すでに生き物を飼っている子やいつか飼いたい子にもぜひどうぞ。ふたりの関係性を微笑ましく思うと同時に、「こいつから自分ってどんなふうに見えてるのかな」……と(わが家にはメダカしかいませんが)考えちゃいますね。
(絵本ナビライター 大和田佳世)
【情報提供・絵本ナビ】