- 信濃国の南北朝内乱
-
悪党と八〇年のカオス
歴史文化ライブラリー 536
- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2021年11月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784642059367
[BOOKデータベースより]
約六〇年続いたとされる南北朝内乱。信濃国はさらに二〇年も長引いた。地域のなかで衝突を繰り返す悪党が全国展開した時代だが、信濃国では様相を異にしていた。当地の地域集団に光をあて、内乱長期化の要因に迫る。
南北朝内乱が長期化した信濃国―プロローグ
内乱以前の信濃国(地理的環境と古代東山道;信濃国の荘園・御厨・公領;治承・寿永の内乱と信濃武士;信仰の三拠点―戸隠山顕光寺・善光寺・諏訪神社;信濃国の統治と公武政権)
悪党たちの胎動(鎌倉幕府の成長と北条氏;信濃国守護職を世襲した北条氏;悪党の登場とその多様性;信濃国の悪党―善光寺「寺辺悪党」)
建武政権の成立と崩壊(倒幕運動のなかの悪党たち;建武政権と信濃国;中先代の乱と諏訪氏;乱後の信濃国;足利尊氏の離反)
複雑化する南北朝内乱(室町幕府の成立;内乱の全国化;宗良親王の信濃入国;室町幕府の迷走と観応の擾乱)
室町幕府体制下の信濃国(幕府体制の整備と「薩〓山体制」;鎌倉府の成長;幕府と鎌倉府のはざまで―信濃国の管轄権;義兵を捧げた人びと―守護代への抵抗;大塔合戦―守護小笠原氏VS一同之一揆)
悪党化を超えて―エピローグ
一般に約60年続いたといわれる南北朝内乱だが、西国と東国の境界である信濃国は終息までさらに20年を費やした。自らの権益を主張するため幕府や領主へ武力行使し、地域社会のなかでも軋轢を生じさせた悪党たちが全国各地に展開した時代。しかし、信濃国では様相をやや異にしていた。当地の地域集団の行動に光をあて、内乱長期化の要因に迫る。
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