- 隠れた名君前田利常
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加賀百万石の運営手腕
歴史文化ライブラリー 533
- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2021年10月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784642059336
[BOOKデータベースより]
父利家、兄利長の後を継ぎ、前田家三代当主となった利常。彼はいかにして加賀藩の基礎を揺るぎないものとしたのか。最晩年の藩政改革「改作法」に至る政治過程を解明。「一揆の国」の近世化を達成した生涯と業績を描く。
一揆の国の藩政改革―プロローグ
藩公儀の立上げ(将軍の聟、藩主となる;隠居利長と藩公儀の継承)
家中統合と藩政確立(利常親政始まる;家中統合と知行制改革)
一揆の国での国づくり(分裂する本願寺と広がる寺檀関係;伝統信社再興と寺請寺檀制の導入)
利常の隠居と四代光高の治績(将軍家との蜜月と隠居;辣腕の隠居と光高の治績)
改作法の断行(「御開作」仰せ付け;「百姓成り立ち」と勤勉の要求 ほか)
一揆の国の近世化―エピローグ
父利家、兄利長の後を継ぎ、前田家3代当主となった利常。彼はいかにして「加賀百万石」と謳われた加賀藩の基礎を揺るぎないものとしたのか。戦国末期からの本願寺門徒や真宗寺院への対応、徳川将軍家との関係などに注目しつつ、最晩年に断行した藩政改革「改作法」に至る政治過程を解明。かつての「一揆の国」の近世化を達成した生涯と業績を描く。