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[BOOKデータベースより]
500に及ぶ山頭火の秀句に沿いながら、その人生と文学を紹介するロードムーヴィのようなドキュメント。謎が多かった第二の故郷熊本時代を徹底的な取材で掘り下げ、新しく魅力的な山頭火像を確立した力作。初めて見る「阿蘇火口の山頭火、井泉水…」写真など“特集:山頭火がいた熊本”付載。
第1章 第二の故郷熊本
[日販商品データベースより]第2章 乞食坊主の生き方
第3章 安住の庵を求めて
第4章 旅への想い、やみがたく
特集 山頭火がいた熊本
特別企画 オンライン対談「山頭火の愉しさ―その句も人も」坪内稔典×井上智重
山頭火の秀句、ベストセレクション
彼はなぜ旅に出たのか? 句と旅と酒に生きた山頭火の実像(リアル)を、活動(ロード)写真(ムーヴィー)のように追う
種田山頭火は、1882 (明治15)年現在の山口県防府市生まれの自由律俳人。「層雲」の荻原井泉水門下。1925年に熊本市で出家得度し、26年放浪の旅に。句友に支えられながら、漂泊の旅と一時の定住を繰り返し、40年松山で没、享年59。
分け入つても分け入つても青い山/しとどに濡れてこれは道しるべの石/炎天のした蛇は殺されつ光るなり/水はれいろう泳ぎ児のちんぽならびたり/いさかへる夫婦に夜蜘蛛さがりけり/尾花ゆれて月は東に日は西に/酔うてこほろぎと寝てゐたよ/悲しみ澄みて煙まつすぐに昇る/鴉啼いてわたしも一人
山頭火の残した膨大な数の句、日記や文章、書簡を丹念にたどり、あらためて彼にとっての「旅」の意味を問う。熊本「三八九居」小郷「其中庵」松山「一草庵」と定住しながら、つねに旅への想いはやまない。ここには旅するバガボンドの山頭火がいる。「孤高の人」ではなく、ちょっと変わった愛すべき隣人ともいうべき、かつてない山頭火像を描き出す。これまで調べられてこなかった熊本時代を発掘。評伝の決定版。