[BOOKデータベースより]
第2巻は、戦前作のなかから厳選した短篇・中篇・長篇3篇。コミカルな描写で戦争に警鐘を鳴らした注目作「僕の日記」をはじめて収録。『児童・泣虫小僧』実父を亡くし、母親の愛情もうすい啓吉少年の切ないこども心を温かく見守る。『朝日新聞』連載小説の児童向け改作版。戦後はじめての復刊。大人に読んでほしい作品。『小さい花』林芙美子の旅の古里といえる尾道・因島を舞台に、奉公に出された貧しい少女由の娘心を描いた秀作。『僕の日記』対米戦争突入直前に発表された日記体作品。はじめての単行本化。童話集に詩をちりばめた新鮮な編集。小学校低学年から高学年児童まで楽しめる総ルビ。
[日販商品データベースより]日本のイソップ物語をこどもたちに贈りたい。林芙美子が没後70年を期に、童話作家として甦る。童話集に詩をちりばめた新鮮な編集。小学校低学年から高学年児童までたのしめる総ルビ。第1巻は、昭和2年から昭和25年までの作品から厳選した17の短篇集。全3巻。
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子ども向けの童話集として書かれているからでしょうか、作品それぞれの人物描写がはっきりしていて、感情移入しやすいのですが、内容は大人としても心に響く童話集です。
「泣虫小僧」の啓吉の境遇には、大人たちに振り回される子どもの悲しみを見ました。再婚した母親は、前夫との子どもの啓吉は疎ましいのでしょう。薄幸の中で、親に見捨てられた啓吉のこれからがとても気になりました。
「小さい花」には、林芙美子が過ごした瀬戸内海の風景がしのばれました。
「僕の日記」は、日記を見せ合う家族の日記という、不思議な設定で、本来は個人的な内面暴露の文のはずの日記が、冗舌にコミカルに描かれていて、林芙美子の遊び心を感じました。(ヒラP21さん 60代・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】