- 在庫状況:出版社よりお取り寄せ(1週間程度で出荷)
[BOOKデータベースより]
1(天河庭園の夜;月光の坂)
2(オルフェウスの歌;世界は花の ほか)
3(追憶の川;赤いサンダルの歌 ほか)
4(岸上大作の墓;絶筆)
曇り日の秋田を発ちて―岡井隆第五歌集『天河庭園集』の後先
歳月は蜜であったろ厳かな罰であったよ 雲ながれゆく
「天河庭園」、どのような場所、何を指してのそれであろうか。もしかしたらそれは、漆黒の闇の天空をのびやかに彩る、しなやかな女体であるのかもしれない。いや、おそらくそうであろう。
私は、『天河庭園集』一巻を編むことによって、岡井隆後半の長大な旅立ちの餞としたのである。長く交友は絶えていたが、訃報に接するや旧懐の情おさえがたく、第33歌集を「天河庭園の夜」と名付け、わが「IF」同人岡井隆への追悼の辞とした。(本歌集収録論考「曇り日の秋田を発ちて」より)
2020年、前衛歌人・岡井隆が没した。岡井隆、寺山修司、吉本隆明、冨士田元彦、小野茂樹、岸上大作、桶本欣吾……叛逆の時代を共に生きた者たちへ捧げる第33歌集。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 歌集 百四十字、老いらくの歌
-
価格:2,750円(本体2,500円+税)
【2022年12月発売】
- 空襲ノ歌
-
価格:3,300円(本体3,000円+税)
【2015年12月発売】
- 自伝風私の短歌のつくり方
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2022年05月発売】
- 大正十二年九月一日
-
価格:3,080円(本体2,800円+税)
【2022年10月発売】
- うたで描くエポック大正行進曲
-
価格:3,300円(本体3,000円+税)
【2018年11月発売】