[BOOKデータベースより]
ねがいごとをしてくれる人をさがしながら、たよりなく流れていく“ゆらゆら”。のんびりしているうちに朝になってしまったり、自分そっくりのおばけにびっくりしたり。ちょっぴりかわいそうで、ちょっぴり笑える旅のさいごは―。せわしない一日の最後に手にとりたい、かわいい、やさしいものがたり。
[日販商品データベースより]「ねがいごとは ありませんか?」
ゆらゆらは ながれぼし。
なんだか ふにゃふにゃしているし
のんびり のろまだけれど、
ねがいごとは ちゃんと かなえられる。
ゆらゆらは、だれかの願いごとをかなえてあげたいのに、
あんまりのんびりしているので、
だれも気づいてくれません。
いちにちじゅう、ながれているうちに
ゆらゆらのひかりは、小さく弱々しくなって−−
だれか、ゆらゆらに気づいてあげて!
*5歳から大人まで
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みんなの願いごとをかなえてくれる「流れ星」。見つけたらすぐにお願いをするといいよ。だって、あっという間に消えてしまうから。だけど、ちょっと変わった流れ星もいるみたい。彼の名前は「ゆらゆら」。のんびりのろまな流れ星。どのくらいのろまかって言うと、まわりの流れ星が一斉に飛び出していくと、あっという間に置いて行かれ、あっちにふらふら、こっちにふらふら。願いをかなえる前に夜が明けてしまうくらい! 昼間にゆらゆらゆらりと浮かんでいても、みんなは気づきませんよね。ゆらゆらのひかりはだんだん小さく、弱くなっていきます。でもね、そんなゆらゆらに願い事が聞こえてきましたよ。それは……?いつだって「はやくはやく」と急かされることの多い時代だけれど、この絵本はそんなに急がなくても大丈夫だと言ってくれています。目をこらしてみれば、どこかでゆらゆらがゆらゆらゆらりと浮かんでいるかもしれませんしね。この抜群に愛らしい絵本を制作されたのは、北澤平祐さん。書籍想画や広告、パッケージなどでその作品を見かけることも多いですよね。「ゆらゆら」と揺れるようなタイトル字が表している通り、読んでいる間はずっと、ふわふわとゆっくりした時間が過ごせます。絵のすみずみまでのんびり楽しんでくださいね。
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)
【情報提供・絵本ナビ】