- 危機の時代の歴史学のために
-
歴史論集 3
岩波現代文庫 学術434
- 価格
- 1,848円(本体1,680円+税)
- 発行年月
- 2021年07月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784006004347
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[BOOKデータベースより]
新たな歴史認識へ!グローバリゼーションがもたらす現在の危機と、歴史学の危機―二重の危機を見据えながら、歴史学の可能性を模索する。3・11の経験、東アジアの歴史問題、ジェンダーからの問いかけ、歴史教育の現場に、歴史学はどう向き合うのか。近年の「歴史批評」を集成する現代文庫オリジナル版。
問題の入口「危機」を見据える(記憶せよ、抗議せよ そして、生き延びよ―井上ひさしのことばから;歴史学の「逆襲」… ほか)
[日販商品データベースより]1 3・11以後―「核時代の歴史学」へ(「3・11」を経た歴史学―歴史学は災害にどう向き合ってきたのか;「被爆」と「被曝」をつなぐもの―井上光晴『西海原子力発電所/輸送』をめぐって)
2 東アジアのなかの歴史学(人間的想像力と歴史的記憶;高崎宗司『定本「妄言」の原形』をめぐって ほか)
3 ジェンダーと歴史認識(歴史認識と女性史像の書き換えをめぐって―近現代日本を対象に;上野千鶴子と歴史学の関係について、二、三のこと ほか)
4 “歴史の知”の環境―歴史学・歴史教育・メディア(「歴史」が語られる場所;「通史」という制度―「戦後歴史学」の風景のなかで ほか)
「歴史の消去」が進行する現在という時代の危機と、歴史学そのものの危機的状況――二重の問題意識のもと、歴史学と社会との関係を改めて問い直す。3・11後の経験、東アジアの歴史認識問題や、ジェンダーの視角からの問いかけ、転換期にある歴史教育の現場が拓く可能性に、歴史学はどう向き合うのか。近年の「歴史批評」を集成する現代文庫オリジナル版。解説=戸邉秀明