- 悪の五輪
-
- 価格
- 748円(本体680円+税)
- 発行年月
- 2021年07月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784065200384
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- おぼろ迷宮
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2025年03月発売】
- メデューサの首
-
価格:858円(本体780円+税)
【2024年05月発売】
- ゴールデン・ブラッド
-
価格:858円(本体780円+税)
【2024年01月発売】
[BOOKデータベースより]
一九六四年の東京オリンピック記録映画監督を黒澤明が降板した。若いヤクザの人見稀郎は後任監督に中堅の錦田をねじ込むことで、興行界をのし上がろうとする。五輪組織委員会には、政財界の強者が名を連ね、莫大な利権に群がっていた。稀郎の企みの行方は?華やかな舞台裏で蠢く悪を描いたクライムノベル。
[日販商品データベースより]1963年3月21日、翌年の東京オリンピック開催を前に、公式記録映画の監督を務めることになっていた黒澤明が降板した。博打をしのぎにしている白壁一家の人見稀郎は、親分からの指示を受け、中堅監督の錦田を後任にねじ込んで、興行界に打って出るべく動き出す。オリンピック組織委員会には政治家、財界関係者が名を連ねており、その下には土建業者や右翼、ヤクザ、さらには警察までもが蠢いており、あらゆる業種が莫大な利権に群がっている。稀郎は記録映画の監督選定に権限を持つ委員たちの周辺を洗い、金や女を使って言うことを聞かせようとする。東京が、日本が劇的に変貌を遂げた昭和の東京オリンピックをモチーフに、現代エンターテインメント小説の旗手が放つ、長編社会派クライムノベル。