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[BOOKデータベースより]
1 社会科ワークショップがもつ可能性(「私」が見た西田学級の子どもたち;子どもたちと一緒に成長する教師のライフヒストリー)
[日販商品データベースより]2 社会科ワークショップの柱(学習サイクル―亮くんの社会科ワークショップ;探究サイクルを回し続ける;学習の主体者へと育てる;ユニットで子どもたちの遊び場をつくる;カンファランスで子どもたちの学習を支える;学習コミュニティーを育てる;もう一人の教師―教室環境(オンラインで紹介);多様な学びを評価する)
3 社会科ワークショップで彩る一年間(探究する力を身につける子どもたち(六年生);社会科ワークショップで主体者意識をもって学ぶ子どもたち(五年生);生活科ワークショップで学習をつくりだす子どもたち(二年生)(オンラインで紹介))
「教科書をなぞる」一方向の授業はもうやめよう!
生徒が主体的に学ぶワークショップ形式で教室が生き生きと変貌。
子どもの頃、社会科の授業が大嫌いでした。そんな私が教師になって、最初に行った社会科の授業は「教科書をなぞる」というものでした。黒板に授業の目的を書く、教科書を生徒に順番に読ませる、教室全体に向けて発問する、発問の意味が分かった一部の子どもだけが参加する――こんな授業を繰り返していました。しかし、本書で紹介する「社会科ワークショップ」が、社会科に対する見方を180度変えることになりました。
「授業でクラスをつくる」という言葉がありますが、まさに社会科ワークショップがそれでした。本書の「学習コミュニティーを育てる」の章にも登場しますが、子どもたちは社会科の学習を通して自分の考えをもち、それを発信し、友達と議論するなかで新たな考えを生みだしていきます。そして、その過程で主体的に参加するコミュニティーをクラス内につくっていきます。社会科ワークショップが行われている教室は、ある意味「理想の社会」の縮図になっているとも言えます。
社会科ワークショップでは、教師の子どもたちとのかかわり方も、これまでの授業とはまったく変わってきます。教壇に立って、子どもたちに向けて一斉に指示をするといった授業を繰り返すのではなく、一人ひとりに対してカスタマイズされた支援を行っていきます。本書では、ライブ感豊かにその様子を紹介していますが、これこそが「自立した学び手」を育てる一助となっているのです。
子どもたち自身が学習のコントローラーを握り、自らの力で学習を進めていく――そのような様子を見てみたいとは思いませんか。本書を読んで、「主体的に学ぶ子どもたちを育てていく旅」に出発しましょう。「なんとか現状を変えたい」という思いをもって日々授業改善に努めている教師や、生き生きと、楽しく学ぶ子どもを育てたいと思っている保護者の方にぜひ読んでいただきたい本です。(西田雅史)