- ホタルイカは青く光る
-
- 価格
- 1,430円(本体1,300円+税)
- 発行年月
- 2021年07月
- 判型
- A4
- ISBN
- 9784097251071
[BOOKデータベースより]
日本の海にいるとっても不思議で、おいしい生き物、富山湾のホタルイカ。
[日販商品データベースより]日本の海にいる、不思議で美味しい生き物
日本の海に、とっても不思議なイカがいるって知っていますか?
富山湾ではホタルイカが名物、ホタルイカ漁がさかんに行われています。
漁船が網をしかけた場所に到着すると、漁師さんが網を引き上げ始めます。
船の明かりを消してもらうと……
網の中が、青い小さな光でいっぱいです!
ホタルイカは、ふだんは水深200メートルをこえる深海でくらしています。
それが、富山湾では毎年3〜5月の夜になると、メスが産卵のために海面近くにやってくるのです。
ホタルイカには、もうひとつの不思議があります。
それは、産卵を終えたホタルイカが、深い海にもどれずに、海岸に大量に打ち上げられてしまうのです。
この現象は「ホタルイカの身投げ」とよばれています。
そのようすは、まるで青い光の波がおしよせてくるようです。
産卵におとずれるホタルイカは数百万匹。
それぞれがたくさんの卵を生みます。
おとなになれるのは、その中のわずかですが、次の世代はしっかり残されていて、また翌年の春にもどってくるのです。
街のすぐ近くの海で、毎年くり返される、ホタルイカの不思議な現象を通じて、人と生き物の関わりを考える写真絵本です。
【編集担当からのおすすめ情報】
とても美味しく、私も大好物のホタルイカですが、どんな生き物なのか、改めて勉強になりました。
「食材」としてのホタルイカ、「生き物」としてのホタルイカ。ホタルイカの知識が満載の写真絵本です。
食卓で、海辺の自然観察で、ぜひご覧いただけたら幸いです。
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富山湾でのホタルイカの様子をとらえた写真絵本。
表紙に取り上げられた青い光が印象的です。
水中写真家の阿部秀樹さんによる撮影なので、
水辺での光の様子は本当に美しいです。
ホタルイカ漁に同行して、その光を始めてみる感動も伝わってきます。
発光の理由は、いわゆるカウンターイルミネーションだそう。
生きるための知恵ですねえ。
後半は、もう一つのテーマ、身投げ。
これは初見で興味深かったです。
大量のホタルイカが打ち上げられている様子は圧巻です。
まだまだ解明されていない現象ですが、
阿部さんなりに丁寧に考察された文章が滋味深いです。
ホタルイカの不思議をいっぱい体感できますね。(レイラさん 50代・兵庫県 )
【情報提供・絵本ナビ】