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[BOOKデータベースより]
昭和18年度から終戦まで国民学校初等科5年、6年で使用された教科書『初等科地理』上下巻の合本。
初等科地理上(五年生用)(日本の地図;本州・四国・九州;帝都のある関東平野;東京から神戸まで;神戸から下関まで;九州とその島々;北陸と山陰;中央の高地;東京から青森まで;北海道と樺太;朝鮮と関東州;台湾と南洋半島)
[日販商品データベースより]初等科地理下(六年生用)(大東亜;昭南島とマレー半島;東インドの島々;フィリピンの島々;満洲;蒙疆;支那;インド支那;インドとインド洋;西アジアと中アジア;シベリア;太平洋とその島々)
東京大学名誉教授 矢作直樹推薦
国史、修身、国語と共に、「国民科」に統合された地理が復刻されました。
ご先祖が学んだ我が国と大東亜の“地政学”です。
これが80年前の日本の姿だ!
地理の本で地形や気候、産業だけでなく、
国防上の観点(地政学)を学んでいた。
読めば読むほどに味が深く、しかも戦前の小学生は、これほど高いレベルの地理教育を受けていたのかと感動を深くした。
本書復刻の意義はじつに大きいと言える。
(宮崎正弘 「解説」より)
当時の小学生は、いまの日本に失われた“地政学”を学んでいた!
周辺の国々「朝鮮半島・支那・蒙疆(南モンゴル)」等の当時の様子がわかる!
◆朝鮮半島〓わが本土と大陸とを結ぶ半島の役目は、いよいよ重要。
近年大工業が興り、道路も片端から改められ、昔と違った新しい生気が見られる。
◆支那〓元来広いため、国内の統一がつかず、昔から乱れがち。日本の指導で、占拠地域は次第によく治まり、
南京には新政府が生まれ、日毎に明かるさと力を加えている。
◆蒙疆(南モンゴル)〓満洲とともに、ロシア方面から入って来る、よくない思想を防ぐのに重要な地方。
国民学校初等科5年生〓6年生用「地理教育」の教科書を
読みやすい現代仮名遣いで復刊
『初等科地理』について
本書は、昭和18年度から終戦まで国民学校初等科5年、6年で使用された教科書『初等科地理』上下巻の合本で、
当時の小学校における地理教育の、驚くべきレベルの高さを示す内容となっている。上巻では日本地理、下巻では大東亜の地理を扱う(それ以外の地域は高等科、中等学校で学習予定)。
日本地理では、日本本土を一般的な八地方に区分するのではなく、独創的な、より共通性のある地理区分が採用されている。
本書には、戦後75年以上が経過して日本の各地域がどう変化したかを理解できる、郷土史料的な側面もある。
当時日本だった朝鮮、台湾、南樺太、千島列島、関東州、南洋群島の地理が詳述されていることも、
戦後世代にとって興味深い点であろう。地政学的な視点も取り入れられており、戦略的要衝であることを
指摘した記述が随所に見られる。
戦跡地が紹介されているのも本書の特徴で、日本地理では桶狭間、関原、屋島、川中島の戦い等、大東亜の地理では、
旅順、奉天、上海、南京、徐州、真珠湾、昭南島、香港、コレヒドール、ミッドウェー、マレー沖、スラバヤ沖、バタビア沖、
珊瑚海、ソロモン海の戦い等が取り上げられている。大東亜各地での欧米列強による植民地支配について触れている点も、
今の教科書と大きく異なる点である。