定説の検証「江戸無血開城」の真実

西郷隆盛と幕末の三舟　山岡鉄舟・勝海舟・高橋泥舟

ブイツーソリューション 星雲社
水野靖夫　

• 価格: 1,980円（本体1,800円＋税）
• 発行年月: 2021年06月
• 判型: 四六判
• ISBN: 9784434284953

内容情報

[BOOKデータベースより]

序章　江戸無血開城の流れ
１　鉄舟派遣―慶喜が直接命令
２　駿府談判―「江戸無血開城」はここで決定
３　勝海舟の地位・権限―徳川の総責任者にあらず
４　パークスの圧力―英国公文書検証　西郷がパークスを利用
５　江戸嘆願―西郷・勝会談の検証　何も決定せず
６　先学の諸説―「江戸無血開城・勝説」の論拠薄弱
７　京都朝議―「駿府談判」の結果承認
８　大奥の女性―慶喜を軽視　お家大事
９　江戸焦土作戦―火消しに火付けなど依頼せず

[日販商品データベースより]

「江戸無血開城」は、西郷隆盛と勝海舟の江戸での会談で実現したというのが「定説」になっている。ところが驚くことにこの「定説」を史実として証明する史料が見当たらないのである。本書の目的は、史料に基づかないこの「定説」を究明すること、すなわち「無血開城」の真実を解明することである。