- ロスト・イン・パンデミック
-
失われた演劇と新たな表現の地平
- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2021年06月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784394190226
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[BOOKデータベースより]
演劇の灯は消えない―新型コロナウイルス感染症(COVID‐19)の感染拡大によって、何が失われ、何を得たのか。そして、この先の来るべき演劇の形とは―100人をこえる舞台関係者の声をあつめ、コロナ禍の記憶を記録する。
1 失われた公演と舞台の再開 図録編
[日販商品データベースより]2 二〇二〇年の演劇
3 現場からの声
4 パンデミックと演劇 図録編
5 コロナ禍の演劇
6 資料
演劇の灯は消えない――
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大によって、何が失われ、何を得たのか。
そして、この先の来るべき演劇の形とは―
100人をこえる舞台関係者の声をあつめ、コロナ禍の記憶を記録する。
コロナ禍と舞台芸術についてふり返り、検証するといった営為は、ほんとうに事態が収束し、完全なかたちでなくとも、世界が落ち着きを取り戻した時点で、はじめて可能になるのだろう。けれども、いつか来るべきその日のために、この一年余の時間を、いま、記録にとどめておきたいと思う。ひとつひとつの記憶までもが失われぬうちに。それが、次の時間につながることを祈りながら。
演劇の灯は消えない―― 希望だけを安易に訴えられない切迫した現実を前に立ち尽くしてしまう瞬間もある。それでも、コロナ禍の苦境に立ちながら、劇場は扉を開け、舞台は幕を上げてきた。数多の制約をこえようとする新たな試みもうまれている。
希望と絶望のあいだを行きつ戻りつし、演劇そのものの存在や私たちの世界が脅かされている今だからこそ、後の時間を照らすための光の一片として、本書をご覧いただければ幸いである。(本書「序にかえて」より)