ゲスト さん (ログイン)
年末年始の営業についてのご案内
オンライン書店【ホンヤクラブ】はお好きな本屋での受け取りで送料無料!新刊予約・通販も。本(書籍)、雑誌、漫画(コミック)など在庫も充実
編集者が見た稀有な軌跡
作品社 大塚信一
点
生涯を懸けてハイデガーとメルロ=ポンティの思想に肉迫し、自らの「反哲学」を構築した哲学者・木田元。その多彩な軌跡を主要著作に沿って詳細に辿る。木田哲学のチチェローネ。
序章 最初の著者(木田元との出会い;『現象学』の波紋とその後)第1章 一九八〇年代の仕事(『ハイデガー』(1)―大胆な構想;『ハイデガー』(2)―『存在と時間』の再構成と哲学史の新展望;『メルロ=ポンティの思想』(1)―『行動の構造』と『知覚の現象学』;『メルロ=ポンティの思想』(2)―戦後の活躍と後期の思想)第2章 一九九〇年代の仕事(「新岩波講座・哲学」;『哲学と反哲学』;『ハイデガーの思想』;『反哲学史』、『わたしの哲学入門』そして『哲学以外』)第3章 二一世紀に入ってからの仕事(『ハイデガー『存在と時間』の構築』;ハイデガー研究の延長上に―『偶然性と運命』『反哲学入門』など;世紀末思想への関心と「反哲学者」としての多様な顔)終章 哲学者・木田元
生涯を懸けてハイデガーとメルロ=ポンティの思想に肉迫し、自らの「反哲学」を構築した哲学者・木田元。その多彩な軌跡を主要著作に沿って詳細に辿る、木田哲学のチチェローネ。……私の最初の著者であり、以降半世紀にわたって親しくしていただいた木田元先生について、このようにまとめることが可能になるとは夢にも思わなかった。 その理由は何と言っても、氏の仕事のとてつもない壮大さと緻密さにあった。二〇世紀を代表する思想家であるメルロ=ポンティとハイデガーの業績の輪郭を知ることですら容易でないのに、木田先生は何とハイデガーが挫折した当の『存在と時間』の、本来の構想の再構築まで試み、成功なさっていたのだ。 私は木田先生のご苦労の程をよくよく知っていたので(普段は全くその素振りすら見せない快活な氏であったが)、まさか私が氏の仕事の全体像を描くことになるとは考えたことがなかった。とはいえ、八〇歳の大台を越え、生涯の残り時間も少なくなった時は、残された最後の仕事として浮上してきたのは、やはり木田元論でしかありえなかった。(本書「あとがき」より)
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
山室信一
価格:3,740円(本体3,400円+税)
【2017年04月発売】
ビノーバ・バーベ サティシュ・クマール 辻信一
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2017年11月発売】
ページ上部へ戻る
この商品に寄せられたカスタマーレビューはまだありません。
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
本好きのためのオンライン書店
Honya Club.comは日本出版販売株式会社が運営しているインターネット書店です。ご利用ガイドはこちら
東田大志 中久木成一 近野十志夫
価格:660円(本体600円+税)
【2024年03月発売】
タック牧田
価格:1,602円(本体1,456円+税)
【1993年11月発売】
1位
又吉直樹
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2015年03月発売】
一覧を見る
[BOOKデータベースより]
生涯を懸けてハイデガーとメルロ=ポンティの思想に肉迫し、自らの「反哲学」を構築した哲学者・木田元。その多彩な軌跡を主要著作に沿って詳細に辿る。木田哲学のチチェローネ。
序章 最初の著者(木田元との出会い;『現象学』の波紋とその後)
[日販商品データベースより]第1章 一九八〇年代の仕事(『ハイデガー』(1)―大胆な構想;『ハイデガー』(2)―『存在と時間』の再構成と哲学史の新展望;『メルロ=ポンティの思想』(1)―『行動の構造』と『知覚の現象学』;『メルロ=ポンティの思想』(2)―戦後の活躍と後期の思想)
第2章 一九九〇年代の仕事(「新岩波講座・哲学」;『哲学と反哲学』;『ハイデガーの思想』;『反哲学史』、『わたしの哲学入門』そして『哲学以外』)
第3章 二一世紀に入ってからの仕事(『ハイデガー『存在と時間』の構築』;ハイデガー研究の延長上に―『偶然性と運命』『反哲学入門』など;世紀末思想への関心と「反哲学者」としての多様な顔)
終章 哲学者・木田元
生涯を懸けてハイデガーとメルロ=ポンティの思想に肉迫し、自らの「反哲学」を構築した哲学者・木田元。
その多彩な軌跡を主要著作に沿って詳細に辿る、木田哲学のチチェローネ。
……私の最初の著者であり、以降半世紀にわたって親しくしていただいた木田元先生について、このようにまとめることが可能になるとは夢にも思わなかった。
その理由は何と言っても、氏の仕事のとてつもない壮大さと緻密さにあった。二〇世紀を代表する思想家であるメルロ=ポンティとハイデガーの業績の輪郭を知ることですら容易でないのに、木田先生は何とハイデガーが挫折した当の『存在と時間』の、本来の構想の再構築まで試み、成功なさっていたのだ。
私は木田先生のご苦労の程をよくよく知っていたので(普段は全くその素振りすら見せない快活な氏であったが)、まさか私が氏の仕事の全体像を描くことになるとは考えたことがなかった。とはいえ、八〇歳の大台を越え、生涯の残り時間も少なくなった時は、残された最後の仕事として浮上してきたのは、やはり木田元論でしかありえなかった。(本書「あとがき」より)