- 戦国時代と一向一揆
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- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2021年05月
- 判型
- B40
- ISBN
- 9784909658555
[BOOKデータベースより]
そもそもどういう闘争だったのか?地域や時代によって違いがあるのか。各時代の社会・地域の状況、政治過程に沿いながら、可能な限り提示する。蓮如から顕如に至る四代にわたる時代の戦国期の人間の行動原理とは。
第1章 蓮如の時代―戦国時代の幕開け(本願寺破却と金森一揆;堅田大責 ほか)
第2章 実如の時代―宗主による戦闘指令の始まり(大坂一乱;永正一揆―北陸の動乱と一向一揆 ほか)
第3章 証如の時代―本願寺教団の内紛・本願寺焼亡(享禄の錯乱―本願寺教団の最大の内紛勃発す;天文一揆―本願寺焼失への道 ほか)
第4章 顕如の時代―戦国末期の争乱と大坂退去(朝倉氏との攻防と和睦;三河一向一揆 ほか)
高校の日本史の教科書では一向一揆は単にその名称が書かれているだけで、その具体的な内実が説明されることはほとんどなく、仮に説明があったとしても、浄土真宗本願寺派の門徒が中心的な役割を果たした一揆だった、という簡略な記述にとどまることが多い。
しかし、門徒らの行動の源泉は必ずしも信仰にもとづいたものばかりではなかった。
では戦国の時代とほぼ時期が重なる一向一揆とはそもそもどのような闘争で、構成員らを突き動かしていた行動原理とはなんだったのか。
本書は一括りでは捉えきれない一向一揆の多様さと面白さを、地域や時代、そして宗主(八代宗主・蓮如〜十一代宗主・顕如)の変遷とともに追い、明らかにする。一向一揆入門に最適の書。
【一向一揆は、戦国時代の幕開けに活躍した八代宗主蓮如の時代に始まり、戦国末期に織田信長と死闘を繰り広げた十一代宗主顕如の時代に終結する。まさに、戦国時代と一向一揆の時代は、ほぼ重なっているのだが、この間の宗主(蓮如・実如・証如・顕如)の立場や彼らを取り巻く社会情勢は大きく変遷しており、それは一向一揆にも影響を及ぼしている。そのため、各宗主の時代に即した一向一揆について、その特徴を提示しなければならないと考える。】……「はじめに」より
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