[BOOKデータベースより]
日本では法律婚での夫婦同姓(氏)が定められているため、別姓を望む場合は「事実婚」にならざるを得ない。本書では、「選択的夫婦別姓制」実現への足がかりとするため、これまでの日本社会における事実婚と夫婦別姓をめぐる議論の枠組を分析、「姓」の歴史や子どもの姓の問題、リベラルvs.保守などの二項対立の議論の問題点を解きほぐす。さらに、事実婚当事者へのインタビューを通して、別姓を選ぶカップルの多様性と家族規範や「結婚」制度の問題を浮き彫りにする。再び注目度が高まっている「夫婦別姓」の議論を整理するとともに、家族の価値の再検討を促す書。
序章 本書の概要と構成
第1章 「事実婚」問題の歴史的変遷(本章の課題―事実婚へのまなざし;戦前の内縁問題 ほか)
第2章 「夫婦別姓」を語る視座―対立軸を整理する(「姓の本質主義」という問題;夫婦別姓をめぐる争点 ほか)
第3章 多様な事実婚のすがた―事例紹介(田中さん(三〇代女性)―夫婦別姓のための事実婚;中村さん(五〇代女性)―事実婚は「フォーマルウェア」 ほか)第4章 事実婚カップルにとって「結婚」とは何か―結婚をめぐる差異化と同一化(「結婚」としての事実婚;「結婚」との差異化―家/嫁からの解放 ほか)
終章 家族の多様化を考える―家族概念の再考へ(家族・結婚をめぐるリベラルの内なる対立;家族概念の再検討へ)
日本では法律婚での同姓が定められているため、別姓を望む場合は「事実婚」にならざるを得ない。
本書では、これまでの日本社会における事実婚と夫婦別姓をめぐる議論の枠組を分析し、「姓」の歴史や子どもの姓の問題、リベラルvs.保守などの二項対立の議論のもつれをほぐし、真に問うべき問題とは何なのかを提示する。さらに、事実婚当事者へのインタビューを通して家族規範や「結婚」制度などそれぞれの夫婦が抱える問題がいかに多様であるかを浮き彫りにする。
再び注目度が高まっている「夫婦別姓」の議論を整理するとともに、価値の多様性に家族のありかたを拓く最新の「夫婦別姓」入門書。
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