- 問題=物質となる身体
-
「セックス」の言説的境界について
Bodies That Matter以文社
ジュディス・バトラー 佐藤嘉幸 竹村和子(英米文学) 越智博美- 価格
- 4,620円(本体4,200円+税)
- 発行年月
- 2021年05月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784753103621
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- フェイクとおバカの見分け方
-
価格:1,100円(本体1,000円+税)
【2025年03月発売】
- この国のかたちを見つめ直す
-
価格:1,100円(本体1,000円+税)
【2025年01月発売】
- 60歳からの知っておくべき地政学
-
価格:990円(本体900円+税)
【2025年01月発売】
- イラスト&図解知識ゼロでも楽しく読める!人間関係の心理学
-
価格:1,078円(本体980円+税)
【2022年12月発売】
- 最強の言語化力
-
価格:1,034円(本体940円+税)
【2025年03月発売】
[BOOKデータベースより]
「セックス」「ジェンダー」「クィア」「人種」をめぐる、言説と身体の物質性への問いかけ。
序章
[日販商品データベースより]第1部(問題=物質となる身体;レズビアン・ファルスと形態的想像界;“幻想”的同一化とセックスの引き受け;ジェンダーは燃えている―我有化と転覆の問い)
第2部(「横断危険」―ウィラ・キャザーの男性的名前;パッシング、クィアリング―ネラ・ラーセンの精神分析的挑戦;現実界と論争する;批判的にクィア)
『ジェンダー・トラブル』によって明らかにされた権力と言説によるジェンダー形成の過程。ジェンダー/クィアに関する理論書である同書は、フェミニズムやジェンダー、クィア・スタディーズにおいて画期をなすと同時に、多くの物議を醸した。
「ジェンダー」と同じく、「セックス」は言説によって構築されるものなのか。そのとき、身体の物質性はいかに理解されるのか。
本書は、『ジェンダー・トラブル』へ寄せられた批判に応答した、その続編であり、バトラーの「もうひとつの主著」である。
本書の原題 Bodies That Matter における"Matter"は「問題=物質」という二重の意味を持つ。これを強調して邦題は『問題=物質(マター)となる身体』とした。
アルチュセールの「呼びかけ」、オースティンの「行為遂行性」、フロイト/ラカンの「身体的自我」「ファルス」、フーコーの「系譜学」「主体化=服従化」、デリダの「脱構築」「ファルス=ロゴス中心主義」、イリガライ/デリダの「コーラ」、クリステヴァの「アブジェクション」など多くの思想家・著述家を参照しながら、規範的権力によって構築されるセックス、ジェンダー、人種などの既存の境界を撹乱する試み。
近年、改めて注目が高まるフェミニズムやLGBTQ、ブラック・ライヴズ・マターに代表される「人種」の問題にも接続しうる現代の理論書。